貸金業法違反の「遠山清彦」元議員 公明党では超異色の存在 岸田首相の面子を潰した過去も

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罪の意識はなかった?

 週刊文春がクラブでの飲酒を報じた際、公明党が厳しい対応を行ったことは前に見た。

 実はこの時点で、公明党は遠山容疑者が捜査機関にマークされていることを把握していたとの話がある。

「いきなり議員辞職とは、ずいぶん潔いと思った有権者もいたでしょう。報道では、あくまでも遠山容疑者本人が『議員を辞職し、立候補しない』ことを明らかにした格好になっています。しかし実情は、今回の口利き問題を把握していた公明党が、遠山容疑者に重い処分を下したと言われています」(前出の関係者)

 当初、東山容疑者は関与を否定していたと報じた記事もあった。だが、それが事実だとして、意外にも本心から言っていた可能性もあるという。

「公明党の幹部候補ですから、将来は安泰だったはずです。一部では『カネに困っていた』という報道がありますが、信じられません。遠山容疑者のキャラクターを考えれば、“政治家としての影響力”を誇示するため、秘書に公庫への照会を行わせた。罪の意識は乏しかったと言うほうがしっくりきます」(同・関係者)

註1:遠山清彦元議員立件へ 無登録で融資仲介容疑 東京地検(産経新聞・11月14日)

註2:公明議員秘書、国税に再三要望 知人会社の税務調査巡り「顔立てて」(朝日新聞・11月13日)

デイリー新潮編集部

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