「費用は1千万円」49歳で初産、女優・小松みゆきが明かす「7年の不妊治療」

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 新米ママの4人に1人は高齢出産という時代。今年2月に49歳で第1子を出産したのは女優の小松みゆき。1990年代に、持ち前の美貌とセクシーな肢体で雑誌グラビアや写真集で大いに人気を集めた彼女が、7年にもわたった不妊治療への取り組みを語った。

「結婚したのは38歳の時で、当時は“まだ30代だから妊娠も出産も大丈夫”という根拠のない自信がありました。子どもは自然に授かれると思っていたのですが、いざ不妊治療を始めると、それは大きな間違いだったと思い知らされましたね」

 日本産科婦人科学会は〈35歳以上の初産婦〉が、いわゆる高齢出産に相当すると定義している。

「例えば、高齢になるほど分娩時に母親が命を落としたり、新生児が遺伝子疾患を持つ可能性がとても高くなると教えられました。実際に専門医の話を聞くまで、自分の妊娠と出産がいかにリスクの高いものかを理解していなかったんです。それでも産みたいという気持ちは変わらず、ネットの口コミや知人の勧めに従って、あちこちの専門医を受診して回っていました」

 気づけば7カ所以上の医療機関を巡っていたが、

「新しい病院に行くたびに、薬が違うなど異なるアプローチの治療になる。知識がないので質問もできず、医師の指示に従うしかありませんでした。でも、残された時間は限られていると焦っていたことから、自分に適した治療法は自分で見つけるしかないと思い立ちました」

 それからはネットを駆使して、不妊治療の経験者によるブログや、専門医やクリニックが公開した文献を読み漁る日々が続いた。

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