「不妊治療の保険適用」では切り札にならない「少子化」の深刻度

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 新しい首相に就いた菅義偉氏は、自民党総裁選の最中から「不妊治療の保険適用」を政策の柱の1つとして打ち出した。

 9月27日に公明党大会に出席した際もあいさつで、不妊治療への保険適用について、

 「公明党から強い要請を受けていた。できるだけ早く適用できるようにしたい。それまでの間は助成金を思い切って拡大したい」

 と繰り返し、少子化対策に本腰を入れる姿勢を見せた。

 これは、「デジタル庁創設」や「携帯電話料金の引き下げ」などとともに、菅首相流の「一点突破型」の政策提示といえる。...

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