議論百出の「ゆたぼん」中学問題、「不登校新聞」の編集長はどうみているのか

国内 社会 2021年04月17日

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父親への疑問

 少なくとも一時期、ゆたぼんの動画は相当な再生数を稼いでいた。人気YouTuberとして、相応の収入があったことは容易に想像できる。

 今年2月6日に公開した動画「ガッコウ行かずに月収8桁稼ぐ術」では、《自由に生きてお金も稼いで友達もいっぱいおる》と豪語する姿が配信された。

 ゆたぼんは自身を含め5人きょうだい。父親はブログで自らを《作家、心理カウンセラー。自由人》と紹介している。著書の関連サイトには《元暴走族》で中卒とある。

 関連サイトの引用を続ければ、父親は20回以上の転職を繰り返した後、《高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格》。《2010年、本格的に心理学とカウンセリングを学び心理カウンセラーとなる》といった経歴の持ち主だという。

 ネット上では、父親がYouTuberのゆたぼんを“メシの種”にしているのではないかという疑念も根強い。

 冒頭でも触れたが、ここ最近は「不登校は不幸なのか」や、「子供の意思をどこまで尊重するか」といった本質的な議論は下火になっている。その一方で、単純に視聴者の反感を買い、炎上する動画が目立つ。

破いた卒業証書

 例えば、ゆたぼんは昨年、元セクシー女優などが結成したグループと共演した。12月には彼の誕生日を祝う動画がアップされたのだが、これに批判が殺到した。

 動画で女性たちは、ゆたぼんに避妊具をプレゼントしたのだ。一応、「いつか使うときが来るから、必ず取っといて」と“性教育”的な説明も行われた。

 だが、納得しない視聴者も相当数いたようだ。

 今年3月24日には「校長室でひとり卒業式してきた」を公開。冒頭で学校側から「髪の毛を染めているから卒業式に出られません」と連絡があったことを明かした。

 学校側は「卒業証書を校長室で個別に渡したい」と提案し、ゆたぼん側は受諾。一部始終を動画に撮影し、モザイクをかけて公開した。

 カメラに向かって《アンチたちが、お前は不登校やから卒業できひんって言ってたけど、卒業できましたけどぉ〜?》と挑発。《小学校なんて1日も行かんくても卒業できるねんな!》と改めて自説を述べた。

 翌25日には「卒業証書を破ってみた【プレゼント】」という動画を公開。いきなり冒頭で卒業証書を破ってしまう。

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