松戸事件「リンちゃん」の両親がベトナム料理店をオープン こだわりは「バインミー」

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やさしい味

 店名の「ハーグェン」は、共同経営者のブ・ティ・トゥ・ハーさんの“ハー”とハオさんの妻グェン・ティ・グェンさんの“グェン”からとった。

「メニューは、亡くなったリンが大好きだったバインミー(サンドイッチ・300~500円)が4種類、鶏のもも肉が入ったフォー(500円)、ベトナムコーヒー(250円)、マンゴジュースやアボカドジュース(250円)などがあります」

 こだわったのは、バインミー。もともとフランス領だったベトナムは、その名残で日本よりもパンが美味いという。

「ベトナムのフランスパンは、外側がパリッとして、中が柔らかいのです。そういうパンを日本で探し、仕入れています」

 もっともコロナ禍のため、まだ客足は鈍いという。

「コロナが収束したら、メニューを増やそうと思っています。フォーの種類を増やし、生春巻きとか、鶏、豚、牛の焼き肉も入れたいですね。ベトナムの焼き肉は、チリペッパーなどスパイスを多く使うので香ばしいですよ」

 取材時、店に居合わせたベトナム通の日本人客に料理の感想を聞くと、

「ベトナム北部の本場の味です。南部のように甘くて味が濃いとか、辛くて酸っぱいというのではなく、やさしい味です。日本人向きですね。フォーは米の麺なのでヘルシーですよ」

デイリー新潮取材班

2021年4月17日掲載

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