ノブコブ徳井が語る「千鳥はなぜ革命なのか」 ノブの“覚醒”、大悟の“可愛らしさ”

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麒麟・川島曰く「ノブが覚醒した」

 その後ゴールデンに上がってから『ピカルの定理』はすぐに終わってしまった。レギュラーメンバーはバラバラになった。

 たった3年という短い年月で、なかでも千鳥さんとは1年半というさらに短い月日を共にしただけであったが、フジテレビのコント番組でお互い切磋琢磨して戦い合った者同士、その絆は簡単には消えない。

 それぞれ個々の仕事が多くなり、ピースの又吉くんは芥川賞を獲り、綾部はニューヨークに行き、渡辺直美はインスタ女王になり、吉村やハライチ澤部はテレビで見ない日はないくらいに忙しくなっていった。

 そんな中、千鳥さんもみるみる売れていった。

 深夜やゴールデン、スタジオにロケ。ひな壇MCから地方番組まで、目覚ましい活躍をみせていく。

 最近、麒麟の川島さんに会った時、売れた千鳥さんについて尋ねると、

「ノブが覚醒したんやろな、大悟は何にも変わらずずっとおもろい」

 と言っていた。

 ノブさんの進化し続け変化を恐れない努力と、大悟さんの揺るがない面白さと自信。老若男女に好かれる二人の人柄。そして可愛らしさ。

 遂に、時代が変わるかもしれない。ほぼ同期として、ひとりのお笑いファンとして、千鳥さんが天下を獲る様を見届けたい。

徳井健太(とくい・けんた)
1980年北海道出身。2000年、東京NSCの同期生だった吉村崇とお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」結成。「ピカルの定理」などバラエティ番組を中心に活躍。バラエティを観るのも大好きで、最近では、お笑い番組や芸人を愛情たっぷりに「分析」することでも注目を集めている。趣味は麻雀、競艇など。有料携帯サイト「ライブよしもと」でコラム「ブラックホールロックンロール」を10年以上連載している。「もっと世間で評価や称賛を受けるべき人や物」を紹介すべく、YouTubeチャンネル「徳井の考察」も開設している。https://www.youtube.com/channel/UC-9P1uMojDoe1QM49wmSGmw

2020年10月31日掲載

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