33歳「陽岱鋼」と38歳「中島宏之」の明暗 3軍降格でもがく陽に巨人OBのアドバイス

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自由契約の可能性

 広澤氏は「タイガー・ウッズですら、専属コーチを雇っています。陽くんに限らず、プロ野球の野手は検討する時代が来たのではないでしょうか」と言う。

「陽くんの現状は、かなり厳しいものがあります。1軍に上がるや否や日ハム時代の輝きを取り戻し、日本シリーズで打ちまくって相手を倒すくらいの大活躍をしないと、オフで自由契約になる可能性もあります。その場合、北海道日本ハムファイターズが関心を持つかもしれません。打撃成績が悪くても、ファンが復帰を喜んでくれる可能性があるからです。同じ理由から、台湾のプロリーグに移籍する選択肢もあると思います」

 9月7日、巨人の澤村拓一投手(32)とロッテの香月一也内野手(24)の交換トレードが成立したと両球団が発表した。

 巨人の首脳陣が澤村と陽に厳しい態度で臨んでいたのは、前に触れた通りだ。陽が巨人に残留したいのであれば、今以上の危機感を持つ必要がありそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2020年9月9日掲載

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