1日1組か折詰かドライブスルーか…コロナ禍を生き抜く高級レストラン・ガイド

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手軽に熱々真空パックセット

 中華はどうかというと、外苑前の「慈華itsuka」と清澄白河の「O2」では通常のレストラン営業を中止し、テイクアウトや宅配向けのメニューを販売。「慈華itsuka」がクール着払い便で発送している「慈華 手軽に熱々真空パックセット」(2名分税込1万2000円)は、お湯で温めるだけで楽しめる中華の逸品揃いだ。セットの内容は随時替わり、次回の「第4弾」には五島列島・林鮮魚店の魚や和歌山県カネナカ水産の海老を生かした料理と、大人気の担々麺等が含まれる予定。

「O2」では「みんな大好き!豚の角煮」や「ピリッと辛い麻婆豆腐」「O2特製唐揚げ」(各税込800円)、「牛ホホ肉のトウチ煮込み」(2000円)や「上海風フカヒレの姿煮」(5000円)などの中華惣菜を売り切れ次第終了で販売している(11:30~19:00/予約不可)。
昨年11月にオープンしたばかりの神保町の「みこころ無添加チャイナ」は、残念ながら臨時休業中だが、4月20日から営業再開する予定だという。

 東京会館内の「レストラン プルニエ」や、東京銀座資生堂ビルの「資生堂パーラー」「ファロ」、日本橋の「アサヒナ ガストロノーム」、銀座の「SPICE LAB TOKYO」など、現在臨時休業中の店の多くは5月の連休明けに営業を再開する予定。飯田橋のイノヴェーティブレストラン「INUA」や、銀座と六本木の「kappou ukai」、またうかいグループの全店舗の営業再開時期は、今後ホームページ上で発信するという。

 コロナ禍収束までは、テイクアウトやお取り寄せを活用することで、これまで気になっていたけれど未訪の店の味をリサーチしてみてはいかがだろうか。

※販売期間やメニュー、価格は状況に応じて変更となることもあります。
※文中に但し書きがない場合、テイクアウトや取り寄せの注文は各店舗で受け付けています。

小松めぐみ
フードライター。10代で料理に目覚め、さまざまなジャンルを食べ歩く。大学卒業後、出版社勤務を経て独立。週刊新潮では「記念日の晩餐」を2014年から執筆中。その他、ライフスタイルマガジン、会員誌、グルメサイトに寄稿中。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年4月15日掲載

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