「槇原敬之」元恋人が愛憎告白 “新しい男の出現で私は警察に…”

エンタメ 週刊新潮 2020年2月27日号掲載

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 覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたマッキーこと槇原敬之(50)。1999年に続く2度目のクスリは2年前の事案についてである。平成の歌謡シーンを駆け抜けた才能の逮捕劇が異例の展開を見せた裏には、元恋人による警察への接近があった。当人の「愛憎」告白!

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〈僕の背中は自分が思うより正直かい? 誰かに聞かなきゃ不安になってしまうよ〉

 マッキー最初のミリオンとなった1991年の「どんなときも。」はこう始まっている。

「平易な言葉を使って、深い心情を歌ってきた。槇原が幅広い層に受け入れられた理由はそこにあります」

 これは、音楽業界で長らくプロデューサーを務めてきた人物の弁だ。

 そんなマッキーが覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたのは、去る2月13日のことである。マッキーは99年8月にも同じ容疑で逮捕・起訴されているから、これが2度目となる。

 今回の警視庁による逮捕容疑は、2018年4月11日、東京・港区のマンションの一室で覚醒剤0・083グラムを所持し、同年3月30日には同じ部屋で危険ドラッグの「ラッシュ」と呼ばれる、指定薬物の亜硝酸イソブチルを含む液体64・2ミリリットルを所持したというもの。

 ほぼ2年前の案件を何で今更? しかも薬物事案は現行犯逮捕が基本では?

 専門家でなくともそういった疑問を抱かれた読者諸氏は少なくなかろう。そこで、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士に聞くと、

「槇原容疑者が約2年前の覚醒剤所持容疑で逮捕されたことは、極めて異例と言っていいでしょう。通常なら『所持』は、証拠があれば逮捕までに時間はかかりません。にもかかわらず、なぜ2年後の今になって逮捕したのか。ひとつ考えられるのは、警視庁に新たな情報が寄せられたという可能性。2年前の時点では十分に揃わなかった証拠が今になって揃うとは思えませんからね」

 2年前の案件が急展開した背景には、マッキーに新しい恋人ができたせいで突如捨てられた男による供述がある。若狭氏の言う「新たな情報」がこれに当たる。捜査当局への協力に至った、「愛憎の司法取引」と呼ぶべきこの行状は文学と言って差し支えなかろう。

「港区のこのマンションはドッグカフェや犬用のホテルも併設されており、一時、フレンチブルドッグなど9匹を飼っていた槇原には打ってつけの物件でした。で、そこでマッキーは恋人と一緒に暮らしていたんです」

 とは、社会部記者。その恋人とは先に触れた「突如捨てられた男」であり、今回マッキーが逮捕された同じ容疑で、18年3月に逮捕・起訴されていた、43歳になる人物だ。逮捕直前までマッキーの個人事務所社長を務め、しかも港区のマンションで同棲していたわけだから、マッキーにも覚醒剤使用や所持の疑いがかけられたのはむべなるかな。

 そもそも二人の出会いは90年代に遡る。

「自分はかつて、新宿・歌舞伎町のニューハーフパブで働いていたことがあり、槇原とは恋人関係で一緒に暮らしていました。そんな自分たちが99年8月の覚醒剤事件で逮捕された。槇原はその事件の裁判の後、自分とは“もう二度と会わない”と決別を宣言していたんですが……」

 と明かすのは、当の元恋人である。

「しばらくして槇原の方から、“いろいろあったけど、大丈夫?”みたいな感じで連絡があったんです。お互いに愛情があって、会ったら会ったで焼け木杭に火が付くというやつで、自分たちはまた一緒に暮らすようになります。2000年くらいのことで、『フライデー』にも同棲のシーンを撮られましたね。それから程なくクスリの方もまた始めてしまったんです」

 06年、元恋人はマッキーの個人事務所社長となり、晴れて公私に亘るパートナーとなった。業界関係者はこんな評価をする。

「槇原さんと言えば、『とにかく面倒くさい人』というのが通り相場でした。レコード会社の担当も周囲のスタッフも入れ替わり立ち替わりというような状態で、長続きした人はほとんどいない。レコード会社もワーナー、ソニー、旧EMIミュージック、エイベックスと転々。アーティストだから仕方ない面もあるのですが、とにかく気難しい。気に入らないことがあるとすぐスネる。あと、恋人にのめり込むタイプ。元恋人と同棲していた頃、周辺の方が“最近、仕事に関して彼氏の言うことばかり聞く”と困った顔をしていたのを覚えています」

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