逮捕の「秋元司議員」が1年前にVシネマ出演、マル暴刑事役という皮肉

国内 政治 2019年12月26日掲載

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 12月25日、東京地検特捜部は自民党の秋元司衆議院議員(48)を収賄の疑いで逮捕した。

 だが、ご存知だろうか、秋元センセイ、ちょっと前まで“逮捕する側”であったことを。ヤクザもののVシネマ「日本統一 33」では、マル暴の刑事役として組事務所に踏み込み、主演俳優を逮捕していたのだ。撮影現場では、ノリノリでアドリブまで披露していたとか――。(以下、19年12月24日配信記事を再掲載)

 本宮泰風&山口祥行が主演のオリジナルビデオシリーズ「日本統一」は、横浜出身の2人の不良青年が日本最大の任侠団体「侠和会」の盃を受け、日本極道界統一を目指し奮闘するというストーリーだ。2013年に第1作が販売されて以来、すでに36作が制作され、来年1月には37作目の発売も決まっている。

 今年4月に発売された33作目に、渦中の秋元センセイが出演しているらしいとの噂を聞いて、ならばと見てみた。映画が始まって40分が過ぎた頃である。氷室(本宮)と田村(山口)が今後の作戦を練っているところに、ノックもせずに乗り込んで来た刑事……。銀縁でつり上がり気味のメガネをかけ、部下2人を従えて、自信ありげに2人に近づくと、巻き舌気味にこう言うのだ。

刑事:田村ぁ、恐喝容疑や!(と言って逮捕状を目の前に突き出す)

田村:あー? なんだそりゃあ。やってねえよ、そんなこと。

刑事:おとなしくせえよ、公務執行妨害も加算されるで。

田村:やってねえっつってんだよ、この野郎。(止めに入ろうとする氷室)

刑事:(たじろぐことなく)17時15分、通常逮捕。

――部下が田村に手錠をかけると、ようやく刑事の顔がアップに――確かに秋元センセイによく似ている。氷室に向き直ると、

刑事:氷室さんっ! 次はオノレやで……ほな。

 と言って、左手の人差し指と中指をサッと振ってポーズをつけて去って行く。1分にも満たないシーンではあるが、本物だろうか。そのまま見続けるが、他にこの人が出てくるシーンはない。とうとうエンドロールだ。だが、あった!「秋元司」の名が出てきたのである。もちろん、同姓同名の別の役者と言うことも考えられる。本作でメガホンを取り、現在は41作目を撮影中という、ヤクザ映画の巨匠・辻裕之監督に聞いてみた。

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