六代目山口組ナンバー2がまもなく出所、抗争激化であなたの近所にも「火薬庫」が!?

社会 週刊新潮 2019年10月10日号掲載

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「六代目山口組」若頭出所で抗争激化! 流れ弾が飛んでくる(1/2)

“大物中の大物”の出所に向け、刻々と緊張が高まっているのだ。10月18日に府中刑務所から出所する六代目山口組ナンバー2の高山清司若頭(73)。それを見据えたタイミングで物騒な銃撃事件も起こり、すでに当局は臨戦態勢。あなたの近所にも「火薬庫」が……。

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 暴力団の抗争は、一般人にとっても決して無縁のものではない。そのことを如実に示す事件が起こった。

 現場は埼玉県飯能市の住宅街。「知人の男性が倒れた」との119番通報があったのは、9月29日午前1時15分頃のことだった。消防が駆けつけたところ、50歳の男性が路上で血を流して倒れており、搬送される際、こう話したというのである。

「銃で撃たれた」――。

 全国紙の社会部デスクが言う。

「腹などを撃たれて重傷を負った被害者は塗装業を営む一般人です。ただし、彼の兄は『任侠山口組』幹部。兄を狙うつもりが、人違いで弟が銃撃された、という見方も出ています。今回の銃撃事件が、“山口組分裂”を巡る一連の抗争と何らかの関係がある可能性も否定できません」

 現場は繁華街などではなく、住宅街の路上。犯人は数発の銃弾を発射しており、一歩間違えば、流れ弾が近隣の家や通行人に当たっていたかもしれないのだ。

“山口組分裂”については、掲載表の中の〈図解 三つの山口組〉を参照していただきたい。

 日本最大の指定暴力団「山口組」が「六代目山口組」と「神戸山口組」に分裂したのは2015年。17年には「神戸山口組」を割って出た幹部らによって「任侠山口組」が結成され、抗争が繰り広げられてきた。そして現在、“三つの山口組”の周辺がかつてないほど緊迫していることは、一般にはまだあまり知られていない。

 緊迫の背景には、“大物中の大物”の刑務所からの出所が目前に控えているという事情がある。その人物とは、六代目山口組のナンバー2である高山清司若頭。14年12月、東京・府中刑務所に収監された高山若頭は10月18日に出所することになっているが、緊迫の度合いが一気に高まったのは、

「今年8月21日以降。この日、六代目山口組の中核組織である弘道会の神戸市内にある拠点で弘道会系の組員が銃撃され、右腕を切断せざるを得ない重傷を負う事件が起こったのです」

 暴力団に詳しいジャーナリストはそう語る。

「高山若頭の出所を見据えたタイミングで起こったこの事件は、今年春に発生した別の事件の“返し”、すなわち報復だと見られています。それは、4月18日に神戸市内の路上で、神戸山口組の中核組織である山健組の與(あたえ)則和若頭が弘道会系の組員に刺された事件。その“返し”として、山健組が神戸にある弘道会の拠点を襲撃した可能性がある、というわけです」

 しかも、この拠点には特別な意味がある。高山若頭の邸宅が隣接しており、出所した日も新幹線でそこへ向かう予定になっているというのだ。

「メンツを潰された弘道会としては、何としてもこの事件の“返し”を行わなければならない。しかも、弘道会がメンツを保つためには、高山若頭の出所までにきっちり“返し”ておく必要がある。そのため、いつどこで事件が起こってもおかしくない、と警察は警戒しているのです。最近、山健組の中田浩司組長の動静が伝わってこないのは、弘道会の“返し”を警戒しているからではないか、という見方もある」(同)

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