モンテ・クリスト伯 初回視聴率5.1%でもディーン・フジオカの“変貌”に期待大

芸能2018年4月26日掲載

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お願いだから裏切って

 ……とココまでさんざん悪態ついてきましたが、じゃあもうあのドラマは見なけりゃいいのに、と言われそうですが、最初に書いたとおりで、いいえ、次回も見ます。

●伊武雅刀(69)は、生え際を「とくダネ!」(フジテレビ系)の小倉智昭(70)から借りてきたという俗説は本当か

●フジオカが国際移送された先のラデル共和国は、「相棒」(テレビ朝日系)に出てくるエルドビア共和国とサルウィン共和国の間にあるのではないか

●ヒロインの山本美月の代役を、ときおり滝川クリステル(40)が務めちゃいないか

●フジオカ最大の敵である警視庁の公安デカ=高橋克典(53)が、見た目の小林稔侍化をさらに進めているのは今後の展開への伏線か

●ラデルの刑務所に8年間もブチ込まれてたフジオカ、髪も顎髭も頬髭も伸び放題の仙人状態だったのに、口髭だけは短く刈り込まれていたのはなぜか。フジオカを助けに現れた田中泯(73)は輪をかけて仙人状態だったが、やっぱり口髭だけは短く刈り込まれていたのはなぜか

 そういう山ほど生まれた疑問を解決するために見るというわけじゃありません。さっき紹介した「デイリー新潮」での連ドラ予想でワタシ、「モンクリ」を「今期、怖いモノ見たさ度でトップ!」と位置づけてまして、この見方、幕の上がった今でも変わってないんです。

 初回が5.1%だった視聴率が次はどう動くか、上がるにせよ下がるにせよ、その要因が何かというあたりにも興味津々ながら、やっぱり眼を覆う手の開いた指の間から、こわごわ覗いて見たいのは、フジオカの芝居。濡れ衣を着せられて悲惨の極みに陥る前の幸せまみれのフジオカの、軽い明るい演技(未満の何か)が、第2話以降、富豪になって帰還して復讐に手を染めると、さて、どう変わるか。

 あ、役柄が復讐の鬼に変わっても芝居は変わらないという可能性も絶無ではないか、フジオカの場合。ま、それはそれで、とりあえずの見ものにはなる。

 え? ストーリー展開? ハナっから関心ないんですよ。だってガキのころから知ってるもの、『岩窟王』。今後についてならむしろ、フジオカが演じる主人公より、主人公を演じるフジオカにこそ、興味がある。役者人生、大丈夫かなぁ、という。

 ホントは裏切られてみたいんですよ、ワタシだって。マグロ漁師とタリバンという取り合わせが実は見事な伏線だったとか、フジオカの演技が劇的に改善されて、「おディンくん」なんて呼べなくなるとか、たとえ東海テレビの昼ドラみたいな“面白がられる”人気でもいいから「モンクリ」が大当たりするとかね。フジの凋落やフジオカの凋落みたいな話、もう飽き飽きですから。

 というわけで、しつこいようですが、『モンテ・クリスト伯─華麗なる復讐─』の第2話、ワタシは刮目して待ちます。

週刊新潮WEB取材班

林操(はやし・みさお)
コラムニスト。1999~2009年に「新潮45」で、2000年から「週刊新潮」で、テレビ評「見ずにすませるワイドショー」を連載。テレビの凋落や芸能界の実態についての認知度上昇により使命は果たしたとしてセミリタイア中。

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