なぜ子供も大人も「スタンプラリー」にハマるのか――彼らを虜にする秘密

企業・業界2018年4月6日掲載

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子供が飽きても、親は夢中

 スタンプラリーが盛況だ。3月29日に四国新聞社は「アンパンマングッズ当てて JR四国スタンプラリー」と報じた。翌30日に新潟日報は「目指せ道の駅制覇 新潟・富山・石川巡るスタンプラリー 1日から 認定証贈呈、特産品も」という記事を掲載している。

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 特に鉄道各社が力を入れているようだ。駅にスタンプを置き、参加者に鉄道で回ってもらう。企画と業態の親和性が高いのは言うまでもない。今年に入り、鉄道会社が開催した主なスタンプラリーを表にまとめてみた。

 表にある「機動戦士ガンダムスタンプラリー」(JR東日本東京支社)で65駅全てのスタンプを集めた30代男性会社員が、魅力を次のように語る。

「3歳の長男が興味を持ち、休日に付き合うことから始まりました。息子は次第に飽きたのですが、逆に私が夢中になっていたんです。台帳に1駅、また1駅とスタンプを押す達成感。空欄のマス目を見れば『これは絶対に埋めてやる』と燃えてくる。私の住まいと勤務先の位置から、難所は三河島、羽田空港第1ビル、蒲田といった駅でした。立ちはだかる絶望感は相当なものがありましたが、それを突破してスタンプを押した時の嬉しさは、ちょっと他にたとえようがないですね」

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