「菊池彩花」村八分騒動 盛り上がり欠いた平昌応援、“村の金でカンパ”のやっかみ

スポーツ週刊新潮 2018年3月8日号掲載

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菊池彩花が「村民栄誉賞」をもらえない「村八分」騒動(下)

 スピードスケート女子パシュートのメンバーとして、菊池彩花(30)は平昌五輪の金メダル獲得に貢献した。その地元は、人口わずか1000人ほどの過疎村・長野県南相木村。中島則保村長は“村から金メダリストが出たことは誇り”と語り、「村民栄誉賞」の贈呈も匂わすのだが、一部の村民からはこれを疑う声がある。前村長である菊池の父・毅彦氏と中島村長には“敵対関係”の因縁があり、ヒロインが村八分にされかねないというのだ。

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 村人らの平昌五輪の応援に目を向けてみても、村民一丸といった雰囲気ではなかったようだ。

「平昌に出発する前に、公民館で菊池3姉妹の激励会をやったけど、200人ほどしかいなかった。正直、盛り上がりに欠けていましたよ」(さる村民)

 しかも、その200人というのは、菊池のかつての恩師や、村の外から駆け付けた知人を含めての数字だという。大会期間中に村のパブリックビューイングに参加した村民が言う。

「座席は200席ほどあったけど、来たのは毎回70〜80人。テレビ中継が入るときは、カメラ映えをよくするため、みんなで座席の中心に集まったこともありましたよ。ソチのときは激励会も今回のように少ないなんてことはなかった。やはり、前回は現役村長の娘が五輪に行くというから人の集まりもよかったんでしょう」

 素直に応援出来ないのは、それだけではないようだ。

 もう一人、別の村民が言う。

「ソチに出場した際に、ロシアは韓国と違って日本から遠いため応援費用のカンパをしようってことになったんです。ところが、“なんで、村長の娘だからって、金出さなきゃなんねえんだ”“村の金で応援に行くのか”といったやっかみが多くて、思うように集まらなかったんです。中には数万円のカンパを出した人もいたけど、記帳する際には反対派に遠慮して名前を伏せる人もいた。後で、寄付をしていることが村の中に知れ渡ったら、反感を買いかねないからです」

 いわゆる、村社会特有の文化も影響しているというのである。

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