元顧客も怒る「はれのひ」の裏切り 社員の引き抜き、近所に競合店…

社会週刊新潮 2018年1月25日号掲載

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探しものは振袖だった「はれのひ」社長の井上陽水(上)

 人生の門出の成人式を、「はれのひ」(本社・横浜市)は台無しにした。現在、篠崎洋一郎社長(55)は20代の美人妻と0歳娘とともに逃避行中だが、カラオケの十八番が井上陽水だという。そのヒット曲「夢の中へ」の歌詞のように、新成人女性に振袖を探し求めさせたのだ。

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 当時は、まさか成人式を目前にして“夜逃げ”することになろうとは、夢にも思っていなかったはずである。

 今回、本誌が独自に入手した音声データによれば、(「週刊新潮」)篠崎社長は2014年9月中旬、「はれのひ」の横浜店で行われた朝礼で、次のように挨拶していた。

〈店がきれいなことだけでなく、働いているスタッフのみなさんの心がきれいということ。これが、僕が気をつけていることでもあるんだけども、心がきれいだとそこには色んな人が集まってきて、応援してくれて、我々が先に進んでいくことができると思っています〉

〈我々は、お祝いごとの仕事をしております。だから、お店がきれいで、心がきれいということ(が大切)になるわけです〉

 さらに、これからの儲けについても、

〈今期、うちの会社は2億から2億3000万くらい。5億って倍でしょ? 来年、また2店舗出しますから、(店舗数は)倍なんだけど、(新規店舗は)規模が小さい。ただ、この店も伸びるだろうなと思ってシミュレーションしてみたんですよ。そうしたら、フォトとか全部足して2店舗で、来期は3億8000万円という数字〉〈それで、5億で、粗利益が2億3000万円くらい。キャッシュフローでも8000万円くらい現金が残るんです。これ、もちろん、来年できれば、ラスベガスに全員で行きたい!〉

 意気軒昂だったものの、結局、心がきれいでなかったからか、売上が5億円になることも、全員でラスベガスに行くことも叶わなかった。それどころか、約3年半後に、新成人女性の人生の門出を台無しにする一大事を起こしてしまうのだ。

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