年間収入数十億円の「富岡八幡宮」ファミリー 殺人に発展した姉弟の確執

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1億2000万円の退職金

 だが、得てして金は人を狂わせる。犯人の茂永について、金遣いの荒さを本誌(「週刊新潮」)が報じたこともある。

「茂永君が宮司の頃は毎週のように銀座の高級クラブ通いをしていました。また、宮司をクビになった際には、1億2000万円の退職金のほか、毎月30万円の年金が支給され、他に不動産収入も約束されていたほど。それもあって茂永君は宮司を辞めてから九州に移り住み、仕事もせずに最近まで釣り三昧の生活をしていました」(神社関係者)

 長子さんの弁護士は、今年7月に、批判や中傷を止めなければ金銭援助を停止すると、茂永に通告したことを明らかにしている。

 茂永の“怨念”の後ろには、宮司時代のように金を自由にできなくなってしまった悔しさが絡んでいることも無視できまい。

週刊新潮 2017年12月21日号掲載

特集「例年なら初詣30万人!怨霊が祟る!! それでも流血『富岡八幡宮』に参拝する人」より

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