懲役4年「井川意高」vs.懲役2年6月「ホリエモン」の獄窓対談

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弁護士を紹介

井川 うちの軽井沢の別荘に遊びに来てくれたりとか、四国にクルージングにも行きました。

堀江 定期的に飲み会でご一緒するとか、京都の床(ゆか)で会うとか。いろいろ一緒に行かせてもらって、麻雀をやったりもしました。ただ、カジノはないですけど(笑)。

井川 確かに、それは間違いない。

堀江 そして、僕が長野刑務所に入ったのが、11年6月。その前に、いろんなルートで法務省周りに聞いたら、「刑務所は、こことこことここじゃないか」という候補が挙がっていた。長野、喜連川(きつれがわ)、黒羽、横須賀の4つだったかな。そのなかでも、後々、井川さんが入ることになった喜連川が良かったのですけど……。当時、鈴木宗男さんや防衛省汚職事件の守屋武昌元次官を抱えていたから、勘弁してくれとなったみたい。

井川 その後、私がたかぽんとほぼ入れ違いで刑務所に入るときには、“刑務所弁護人”の古畑恒雄弁護士を紹介してもらった。たかぽんが出所してきて慰労会を開いたときに、「井川さん、刑務所に行くんだったら良い先生がいますよ」と、その場で電話をかけてくれて。

堀江 古畑弁護士は代々、受け継がれているんです。僕も、鈴木宗男さんとK‐1の石井和義館長の両方からレコメンドされました。

井川 刑事事件の弁護士は、判決が出るまでのことしか知りません。刑務所の中がどうなっているのか、規則がどうとか全然わからない。古畑先生は法務省の保護局長も務めていらっしゃったから、その辺の事情もわかるし、また、どんな人間でも更生できるという信念を持っていて、ハートのある方だった。

堀江 しかも、法務省とか更生保護委員会に一応顔が利くので、露骨な便宜供与みたいなのはできませんけど、ルールの範囲内で話を通してくれる。刑務所を喜連川にして欲しいとかは無理でも、僕の場合、仮出所後に普通の保護司の家に行くと目立つので、「じゃ、六本木ヒルズのこの部屋で」とか「このホテルで」というふうに、保護司が来るようにしてくれた。刑務所に入る前から仮出所までのコーディネートができる先生でした。

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