懲役4年「井川意高」vs.懲役2年6月「ホリエモン」の獄窓対談

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懲役4年「井川意高」vs.懲役2年6月「ホリエモン」の獄窓対談(1)

 東京地検特捜部の手によって、2人の若手実業家は絶頂から地の底へ。挙げ句、大王製紙の井川意高元会長(53)とホリエモンこと堀江貴文ライブドア元社長(44)はどんなツライ刑務所生活を送ったのか。仕事、食事、囚人仲間……、赤裸々に語り合った獄窓対談。

 ***

堀江 井川さんの事件は、長野刑務所に入っているときに知って、ドキドキしていたんですよ。

井川 たかぽん(堀江氏の愛称)、ドキドキしていただいたんだ? ありがとうございます(笑)。

堀江 「井川さんも、これは刑務所に行くかな」って。

井川 予想通りでしたね。

堀江 そもそも、井川さんとの面識を得たのは、僕が東京地検特捜部に逮捕される1カ月くらい前、2005年12月でしたよね。

井川 六本木のバーでした。もともとはファッションブランドの創業者が開いた店でしたけど、当時はクラブのママが引き継いでいた。

堀江 その後、すぐに僕が塀の中に……。再会したのは、保釈後でした。あまりにマスコミに追いかけ回され、「ヤバい、これ、落ち着いて飲める場所ないや」ってことで、麻布十番の近くに個室のカラオケバーみたいなのを自分でつくった。

井川 店名は「十一番」でしたっけ?

堀江 そう。いまもその店はありますけど、意外と隠れ家的に使い勝手が良くて、しばらくすると芸能人の隠れ家バーみたいになって。そこに、井川さんがいらっしゃった。そのとき、「前はイケイケで偉そうだったけど、ちょっとシュンとしたね」って言われました。

井川 そんなこともありましたね。

堀江 その頃は、会社も辞めて、人生で最も暇な時期の一つでした。

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