カルシウムサプリではダメ! 「いつのまにか骨折」を防ぐレシピ6品と運動法

ドクター新潮 健康 食事

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 桃井かおりのテレビCMでお茶の間に周知された「いつのまにか骨折」。骨粗鬆症による自覚のない骨折は、最初の骨折を放置することによって、2カ所、3カ所と連鎖する。歩行能力が下がることで「寝たきり」につながるほか、円筒形の椎体が時間と共に潰れる「椎体圧迫骨折」を起こせば、5年後の生存率は大腸がんや乳がん以下になる。

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 現在、患者数が1500万から1600万人にも上るという骨粗鬆症を防ぐためにはどのような生活を送れば良いのか。食生活の改善という点では、掲載のレシピをぜひ参考にしていただきたいが、中には、食事からカルシウムを摂るのは面倒だから手軽なサプリメントで、という方もおられよう。しかし、

「カルシウムをサプリメントで過剰に摂取すると、血中のカルシウム濃度が急激に上がり、それを下げようとする強い力が働いて、血管が緊張して負担がかかる危険がある。そのため心筋梗塞など心血管系の病気のリスクを高める可能性が指摘されており、現状では、1回に500ミリグラムを超えて摂取しないほうがいい。食べ物や飲み物に含まれるカルシウムは他のものと一緒に体内に取り込まれるので、このようなリスクを上昇させる危険性はありません」(藤田保健衛生大学医学部・内分泌・代謝内科学教授の鈴木敦詞氏)

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