ミッフィーが見守る気仙沼ニッティングへ行こう!

旅・街歩き2017年4月30日掲載

「カンブリア宮殿」でも話題になった、被災地の女性に誇りを与える新ビジネス、「気仙沼ニッティング」。商品を実際に手にとって触れたい、という人は数多い。そこで、「気仙沼ニッティング」は2014年に、気仙沼の港を見下ろす小高い丘に「メモリーズ」という、週末のみオープンする店舗を開店した。東京から500キロ、新幹線と車やローカル線を乗り継いで4~5時間の気仙沼に、だ。

 しかし、ふたを開けてみれば、毎週末ともなると、東京や大阪といった大都市のみならず、全国各地から手編みニットを手にしたいという老若男女が訪れている。

 さっそく出かけてみると、びっくり仰天。そこには巨大ミッフィーが!

 こちらは、あのブルーナさんのミッフィーの生誕60周年を記念した「ミッフィー展」の展示用に制作された作品で、全国巡回の展示の後、篤志家がチャリティ・オークションで落札した。この落札者の厚意で、本年5月頃まで「メモリーズ」(気仙沼駅から車で10分。)に展示予定だとのこと。毛糸とボタンだけで着脱できる、赤くて大きなカーディガンの編み目は、途方もなく細かく、そして入り組んでいる。制作は、約3カ月かかったそうで、担当したのは、田村純子さん。

 オランダから真っ白な「ミッフィー」に気仙沼に来てもらい、まずは、頭部、胸部、胴回りを丹念に採寸するところから始めたそうだ。採寸通りに型紙を起こして、それで仮縫いの服をつくり、着せてみては手直し、を繰り返す。編み始めるまでに2カ月、その後、仮設住宅の自宅で、黙々と20日間編み続けたというのが、このミッフィーのニットの帽子とカーディガンなのだ(御手洗瑞子著『気仙沼ニッティング物語』より抜粋)。

 巡回展示で出会えなかった人は、この細かい編み目を見るだけでも気仙沼に行く価値があると思う。

 また、毎月1度、東京で出張販売も行っている。場所は青山、草月会館内の「コーネルコーヒー」で、毎月第1土曜日10時から17時だ。セーターを手に取ったり、試着したり、色味を比べることができる。オンライン販売も手がけているが、感触を確認しておきたい人にはお勧めの機会だ。

気仙沼ニッティングがコーネルコーヒーにやってくる
日程:毎月第1土曜日
時間:10時~17時
場所:コーネルコーヒー
住所:東京都港区赤坂7-2-21 草月会館 2F
電話:03-6434-0192