銀座「フランク ミュラー」にマロングラッセ? 1個2400円

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これが1個2400円のマロングラッセ

 なにかと話題の時計ブランド、スイスはジュネーヴを本拠とする“フランク ミュラー”。多品種少個数の商品展開で、それぞれが希少価値を有する限定品の趣を持ち、腕時計マニアには垂涎(すいぜん)の的だ。

 天才時計師が率いるそのブランドが、今度は洋菓子も手懸けるというのだ。

 場所は、東京・銀座の松坂屋跡地にこの20日オープンの「GINZA SIX」2階の一角。

 その意図や、那辺に?

 関係者が語る。

「フランク ミュラーは、時計制作を通じて常に『時間』というものへの慈(いつく)しみ、人生のなかでの一瞬一瞬の大切さといったフィロソフィーを発信してきました。今回のパティスリーはまさに味覚を通じた至高の一瞬をフランク ミュラーというブランドとともに感じて頂くための新しい提案です」

 時計店の中にその洋菓子店「フランク ミュラー パティスリー」はある。

 店頭には先ず、マロングラッセとテリーヌショコラがお目見えするというが、して、そのお味は?

「通常のスイーツとは一線を画していると認識しています。甘いもの好きの方がいくつも召し上がるようなものではなく、ただひとつだけでも濃厚な感動と実感を味わって頂けるように仕上がっております」(同)

 現に各々のパティスリーには、通常より濃厚なチョコレートや、濃厚なバターがふんだんに使われているという。フランク ミュラー氏の御眼鏡に適ったパティシエとは、いったい何方(どなた)?

「それはノーコメント」(同)

「カサブランカ」や「ロングアイランド」など100万円以上の名品が目白押しのブランドだけに、こちら和栗を使ったマロングラッセ1個が税別2400円也! さぞ濃厚な時と味が刻まれることでしょう。

週刊新潮 2017年4月27日号掲載

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