安倍総理の本音を暴露…「田舎のプロレス」発言の側近

政治週刊新潮 2017年3月9日号掲載

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安倍首相

「1強」の安倍晋三総理に、森友学園問題が影を落とそうとしている。こんな時こそ大将をしっかりと支えるのが腹心の役目。しかし、最側近の代議士が、陰で総理の足を引っ張っていた。

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「毎年この会は、後ろにずらりとマスコミのカメラが並ぶんですが、今日はお断りさせていただきました」

 その最側近はこう語り始めた。マスコミお断り。それはすなわち、「私がこれから話すことは建前ではなく本音ですよ」ということを意味する――。

 2月17日夜。東京都下、京王プラザホテル八王子の5階に萩生田光一官房副長官(53)はいた。

「『東京ルネッサンス21時局セミナー』と題された、萩生田さん主催の定例セミナーが開かれていたんです。800人くらい集まっていましたかね」(政界関係者)

 当選4回の萩生田代議士は、かねて拉致問題で安倍総理とタッグを組み、靖国神社参拝を見送っている総理の代理として玉串料を納めるなど重用されてきた。そして、一昨年秋の内閣改造に伴い官房副長官に登用。先の日米首脳会談にも同行した文字通りの懐刀である。

 そんな安倍最側近の萩生田氏だが、不用意な言動が度々物議を醸(かも)してきた。その象徴は「田舎のプロレス」発言。昨年11月23日、彼は民進党などの野党の国会対応をこう比喩したのだ。

「あの(野党の)人たちが声をからして質問書を破りながら、腹の底から怒っているかといったら田舎のプロレス。ある意味、茶番だ」

「その通り」と首肯した方も少なくなかっただろうが、揶揄された野党が黙っているはずもなく、「国会審議を侮辱している」と猛反発し、結局、萩生田氏は、

「不適切な部分があったという反省をして撤回と謝罪をした。結果として国会審議に影響を与えたとすれば不徳の致すところだ」

 と、表明するに至ったのだった。しかし、出席者によると、先のセミナーで彼はこう発言したのだ。

「(田舎のプロレス発言をした)パネルディスカッションでは、揚げ足を取られないように話していたんですけど、会場の皆さんとの質疑応答になって、ちょっと気が緩んで地が出てしまったんですね」

「本当のことを言っちゃいけない」

 要は、反省などしておらず、公的な場での謝罪は見せ掛けだったと告白したわけだ。ウソその1である。

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