小保方晴子『あの日』で印税3500万円超? 濡れ手に粟の大儲けは許されるのか

社会2016年3月10日掲載

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『あの日』を書くくらいなら実験ノートを出せ

 小畑氏が特に注目したのは、「実験ノート」についてである。しかし、小保方氏は〈調査委員たちが訪れた際に、たまたま所持していた2冊の実験ノートが回収されていった〉と被害者意識丸出しで述べるにとどまり、結局は何も明かされなかったに等しい。

「考えられない記述じゃないですか? たまたま2冊の実験ノートしか研究室には存在しなかった? 要するに小保方さんは、理研に在職中、たった2冊ぽっちの実験ノートしか記していなかったというんですよ」

 もはやあきれるしかないということだろう。

「小保方さんは、256ページにもなる『あの日』を書くくらいなら、ほかにもあったという実験ノートをまず公開すべきだったのではないでしょうか? 自分しか作れないSTAP細胞のレシピとやらが書かれたノートを公開すれば、誰もが納得したはずです」

 肝心のSTAP細胞についてだが、小保方氏は『あの日』の中で確信をもってこう述べている。

〈私が発見した未知の現象は間違いがないものであったし、若山研で私が担当していた実験部分の「STAP現象」の再現性は確認されていた〉

 すでに2014年12月19日に、理研はSTAP細胞の検証実験のすべてが失敗に終わったことを発表している。それによれば、実験では「STAP現象」すら再現しえなかったという。にもかかわらず、この言いぐさは……。小畑氏ならずとも、あきれるしかない。

“オボちゃん節”はさらに炸裂する。

〈私の心は正しくなかったのか。

 これまでの生き方全部が間違っていたのか〉

「如何でしょう。これはもう小保方という病理と言うほかないですよ。小保方さんは依然として妄想の霧の中を生きているようですね」

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