金メダリストを支えてきたトレーナーが明かす「肩凝り」「腰痛」解消法 すぐに効果を実感できる「ふるふる体操」とは?
筋肉はタテ方向に伸ばしてもほぐれにくい。そこで、コンディショニングトレーナーの庄島義博氏が推奨するのは、筋肉をヨコに揺さぶる「ふるふる体操」。NHK「あさイチ」で大反響を呼んだこの体操を詳説する。【庄島義博/コンディショニングトレーナー】
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高い場所の物を取ろうとすると、肩がズキッとうずいて上がりにくい。スマホやテレビをしばらく眺めていると、首筋から肩にかけてずっしりと重くなる。炊事や洗濯、庭仕事を終えた後、あるいは買い物から帰って袋を下ろしたとき、首や肩がすっかりガチガチに固まっている……。
病院へ行くほどではない。だけれど、気が付けば「肩凝り」が一日中まとわりついている。そんな人は少なくないでしょう。
よく知られていることですが、肩凝りがひどくなると、頭痛を引き起こし、吐き気や目まい、不定愁訴の原因にもなり得ます。さらに放置していると睡眠障害にまでつながって、全身に悪影響を及ぼすことに。
もちろんそんな一大事には至らずとも、肩凝りを感じたら誰しも首を回したり、肩を上下させたり、腕を伸ばしたり、自分なりにストレッチして体をほぐします。すると、その場では少し軽くなったように感じる。ところが、しばらくすると、肩はまた元のずっしりとした重さに戻ってしまう。そんな切ないことの繰り返しです。
なぜ、ほぐしたはずの肩がすぐにまた凝ってしまうのか。結論から言えば、それはズバリ「ほぐす方向」が足りていないからです。
一般的なストレッチは、筋肉を曲げ伸ばしする動きが中心です。しかし、何時間、あるいは何日間、何年間もかけて硬くなった筋肉は、ただタテ方向に伸ばすだけでは十分にほぐれない場合も多いのです。
そこで試していただきたいのが、筋肉を“ヨコ方向に揺さぶる”動きです。これを私は「ふるふる体操」と呼んでいます。
ストレッチが筋肉をタテに伸ばす体操だとすれば、「ふるふる体操」は筋肉をヨコに揺さぶって、筋線維の奥に残っている錆(さび)のような凝りをコツコツとほぐす体操。激しい動きや特別な道具は、何も要りません。私がコンディショニングで伴走しているオリンピック選手やトップアスリートをはじめ、体全体を楽器として繊細に扱う一流ボーカリストの皆さんなどにも日頃から実践してもらっています。
「腕ふるふる」
〈「体の不調を治すには“筋肉をヨコに揺らす”ことも重要」と主張するのは、コンディショニングトレーナーの庄島義博氏だ。五感を使った身体調整メソッド「BODY PREPARATION(ボディプリパレーション)」を開発し、“体の声の翻訳家”とも称される。
パリオリンピックの代表選手や東京オリンピックの金メダリスト、Jリーガー、Vリーガーといった一流アスリートに加え、国民的歌手やロックバンド、人気音楽グループメンバーなどの一流アーティストにも支持され、コンディション調整を数多く手がける。『朝起きてすぐに動きたくなる体』(サンマーク出版)など著作も刊行し、幅広い層に支持されている。〉
論より証拠。まずは「腕ふるふる」で、肩のスッキリ感を体験してみてください。
あ、ちょっとその前に! ぜひ今、肩を回してみてどれくらい回しづらいかを覚えておいてください。30秒後にもう一度肩を回して、その違いを比較してみましょう。
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