膝痛にはアボカドが効く! 「三つの運動法」と組み合わせて「2週間ほどで痛みが軽減する人も」
日本人の4人に1人が悩む膝のトラブルは今や、「国民病」である。戸田リウマチ科クリニックの戸田佳孝院長が提唱するのは、「食」と「運動」による膝痛治療。中でも、一押しはアボカドだ。
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膝の痛みに悩んでいる人が日本にどのくらいいるかご存じでしょうか?
答えは約1000万人です。これは変形性膝関節症の自覚症状がある患者の数で、レントゲン上では異常がある「潜在的な患者」を含めるとその数は約3000万人と推計されています。日本人の4人に1人は膝のトラブルを抱えており、その大半は中高年です。
膝痛は令和の「国民病」といえるでしょう。
膝は私たちの「移動の自由」を支える土台であり、機能を損なうと日常生活が大きく制限されてしまいます。買い物や友人との会食、ゴルフや温泉巡りなどの趣味も痛みのために楽しめなくなるでしょう。
慢性痛はメンタルにも強いダメージをもたらします。家でジッと座っている時間が増えて笑顔も減り、心理状態が暗く落ち込んでいく人は珍しくありません。
〈日常生活を送る上での膝の重要性を説くのは、貴晶会戸田リウマチ科クリニックの戸田佳孝院長である。戸田院長は「手術嫌いの異色の整形外科医」として知られる。
戸田院長は12年間の勤務医時代、そして独立してから現在までの28年間で約50万人の患者を診察してきた。根底に一貫するモットーは「痛む膝を手術しないで治療すること」。そして訴え続けているのは痛みが出る前に始める「膝痛予防」の重要性である。〉
膝痛の最大要因は「変形性膝関節症」です。
そのメカニズムを解説しましょう。
どんな人が発症しやすい?
膝関節は大腿骨(太腿の骨)と脛骨(すねの骨)という二つの骨と、「膝のお皿」と呼ばれる膝蓋骨が靭帯で結び付いてできています。
それぞれの骨の表面は「関節軟骨」に覆われており、大腿骨と脛骨の間には半月板というクッションとなる軟骨がはまり込んでいます。
ハンバーガーに例えると、バンズが骨、薄く塗ったバターが関節軟骨、ハンバーグが半月板です。
関節軟骨が摩耗したり、半月板が割れたり剥がれたりして神経を圧迫すると痛みが出ます。やがて軟骨が機能を失うと骨と骨が直接「ゴツゴツ」と当たるため、日中の負担が蓄積し、歩かずに寝ているだけでも激しく痛むようになります。
ではどんな人が膝痛を発症しやすいのでしょうか? 「リスク群」についても研究が進んでいます。
軟骨は経年劣化するので加齢は非常に大きな要因です。
特に女性に多く、変形性膝関節症患者の8割が女性との報告もあります。閉経期になると体重が増加しやすく、膝への負担が増すためだと考えられます。閉経に伴って、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が減少し、それによって関節を支える骨や軟骨が弱くなることも影響しています。
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