産後2年経っても妻との営みが復活しない…「やめて、汚い」と拒まれた夫 その後、妻がホテルから救急搬送されたとの連絡が

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「虚勢を張るなよ」浩二郎さんも別の女性を誘い…

「僕も何も聞かないつもりだった。でもこれは僕ら家族の問題だと思ったから、『きみの望みは何なんだ。どうしたい?どうしたらきみは幸せになれる?』と迫ったんです。彼女はそれでも弱みを見せなかった。今のままでいいの、先日の件は私がうかつだっただけって。どこまでも虚勢を張るなよと言ってしまいました。その言葉は彼女をかなり傷つけたようでした」

 数日後、浩二郎さんはバーで知り合った女性を誘ってホテルへ行った。そんなことでもすれば少しは志津香さんの気持ちがわかるかと思ったのだ。相手の女性に、一夜の恋をしたくなるのはどんなときなのか、パパ活をしたことがあるかなど質問した。

「本当は志津香に聞きたいことだったけど……。実は知り合いの娘がパパ活をしているらしくてと嘘をついたんですが、その女性は親身になって話してくれました。結局、僕らは何もせず、僕は彼女に相談料といって数万円払って別れました。浮気したいとも思えなかった。志津香を恨む気持ちもありません。ただ、彼女の心をほぐしたい。ずっとそう思ってやってきました」

「昨日、ホテルに行ったでしょう」

 ところがその翌日、志津香さんから「昨日、ホテルに行ったでしょう」と言われて度肝を抜かれた。尾行でもされていたのだろうか。考えたあげく、おそらくバーで知り合った女性は志津香さんに頼まれて接触してきたのではないかと浩二郎さんは言う。彼がどの程度、浮気性なのか確かめるためなのか、自分が本当に愛されているかどうか試すためなのか、他に何か意図があったのかはわからない。ただ、浩二郎さんはもちろん、「ホテルになど行っていない」ときっぱり否定した。自分と志津香さんは嘘をつきあって暮らしていると、どこか虚しさを感じながら。

 志津香さんの事件から1年以上が経過した。娘は何も知らないから、浩二郎さんも娘にはごく普通に接している。志津香さんも正常運転ではある。

「僕はいつか志津香がフッと消えてしまいそうで怖いんですよ。彼女のメンタルが安定しているのはフェイクだと思うようになったから。そう見せているだけ。でも彼女は変わらず淡々と、すべて自分の中で片づけている。そこに不満を抱いても、こちらが手を差し伸べても、たぶん彼女は変わらない。娘がいる限り、僕は志津香と家族であり続けたいけど……」

 志津香さんも彼と別れるつもりはないようだ。だが、おそらく志津香さんは、「心を開く」のがどういうことなのかはわかっていないのだろう。そんな彼女に浩二郎さんがどこまで寄りそっていけるのかは未知数である。

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【記事前編】では、複数の愛人をもつ父親のもとで育ち、結婚する気もなかった浩二郎さんが、4歳年上の志津香さんに心惹かれ、結婚を申し込むまでの経緯を紹介している。

亀山早苗(かめやま・さなえ)
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。

デイリー新潮編集部

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