「ホテルが満室ならマンションを買えばいいじゃない」…スキーリゾート「越後湯沢」に林立する豪華マンションのいま バブルが生んだ「負動産」のはずが販売価格に変化が

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越後湯沢の絶景、超豪華なタワマン群

 10月上旬、越後湯沢駅に降り立ってみた。西口の目の前に現れるのが「ザ・ハウス湯沢」である。『進撃の巨人』に登場する城壁のようにそびえ立つマンションは90年の竣工。湯沢のマンションは、80年代後半~90年代前半にかけて建設されたものが多く、外壁やエントランスを一目見るだけでも、大理石をふんだんに使うなど贅を尽くしていることがわかる。

 駅周辺には数棟のリゾートマンションを見ることができる。90年に竣工した「ライオンズマンション越後湯沢No.3」は、首都圏でも目にしないような豪華なタワーマンションであり、エレベーターがシースルー、すなわちスケルトンになっているのだ。眺望は間違いなく素晴らしいと思うが、豪雪地帯ゆえ管理が大変なのではと心配になってしまう。

 そこから先、クルマで5分ほどの場所にはスキー場のナスパスキーガーデン(NASPA)があり、ゲレンデに隣接して「NASPAニューオータニ」とリゾートマンション「ライオンズプラザ越後湯沢」が融合した豪勢な建築が建つ。マンションは92年の竣工で、湯沢随一の格式の高さを誇る。この立地なら、時間を気にせずスキーを思う存分満喫できるだろう。

湯沢中央公園周辺はマンション銀座だ

 まるで「軍艦島」のように中層規模のマンションが密集しているのが、テニスコートや野球場などがある湯沢中央公園周辺、岩原エリアだ。最高層で393戸を擁する「ヴィクトリア・タワー湯沢」をはじめ、200~400戸規模の巨大マンションが田園風景のなかに建ち、一つの独立した都市のような景観を形成している。

 なかでも圧巻なのが、岩原スキー場がある飯士山の周辺に建ち並ぶマンション群である。ピンクの外壁がインパクト抜群の「スポーツメント湯沢2」は、湯沢屈指の545戸を擁する大規模マンション。スキー場の横、高台に建つ「パノラミック湯沢」はその名の通り随一の眺望を誇り、湯沢一帯を見渡すことができる。

 一説によると、湯沢と苗場を合わせて40棟以上のマンションがあるようだ。田園地帯のなかにマンションが密集した風景を見られる地方など、ほとんどない。80年代後半~90年代にかけて集中的に建設されたのも凄まじいことで、将来的にはバブル期の文化財として国の「伝統的建造物群保存地区」に選定されるのではないかと感じてしまった。

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