「“タバコ、吸ってますか?”くらい聞いてもいい」 高市首相の「自己アピール過剰」答弁で聞こえてきた指摘

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首相の時間の使い方に関する提言

 14日からの衆参両院での予算委員会で、高市早苗首相の答弁が話題になった。国会改革と自身の危機管理能力について問われたものだが、「自己アピール過剰」との指摘も少なくない。一方で野党に対しても首相に何でも質問できる予算委員会の場なのだからもっと大胆に聞けばよいのに……との声があがっている。

 まずは質問と答弁を確認しておこう。14日に質問に立った日本維新の会の藤田文武共同代表はシンクタンクによる「首相の時間の使い方に関する提言」を引き合いに、「日本の首相の国会における仕事量が多すぎる」点を取り上げた。「首相がここまで国会に出席して長時間拘束される現状は国際的に見ても普通ではない」などと指摘した。

 これに対して高市氏はこんな答弁を行った。

男性の首相よりは3、4時間

「我が国が向かうべき方向性や国家像について腰を据えて戦略的に考える時間を取るのはなかなか簡単ではない。私の場合は仕事で山のように書類を持って帰って資料を読むのも楽しみながら夜中に読んでいるのでそれでいいが、ただ、ちょっと本当にクリアな頭で腰を据えて、というような時間を取るのは難しい」

「私が男性首相ではなく女性首相であるということに、そこに座っている首相秘書官たちもなかなか慣れてくれてなくて、最初はテレビ入りの(審議の)時とか、ちょっとだけ、5分とか3分、お化粧を直したいという時間も取れなかった」

「家に帰れば帰るで、藤田さんがどうかは知らないが、化粧していたらクレンジングでおとしたり、朝は入浴をして朝食の支度をして、後片付けをして、またお化粧してなど、男性の首相よりは3、4時間、余分に時間を使っているかもしれないなという気がする」

発言が上滑りする印象

 政治部デスクに見解を聞くと、

「農水相だった簗和生氏の進退がかかった質疑が続く予算委員会で緊張感が漂う中、自民党と連立を組む維新といういわば身内からの質問ということで少しホッとひと息つけたところだったのかもしれません。今年7月に自身のXで“今日のお休みは本当に有難く、久々に5時間も睡眠を取れた”とポストしたことがありましたね。資料を読みまくり膨大なメールを処理するなど多忙な業務と家事の両立に追われる日常を憂える現状を明かしたわけですが、世間から“寝ていないアピールはあまりに稚拙”などと批判を浴びた一件が思い出されました」

 答弁の通りだと、家事と化粧のために男性政治家よりも長時間働いている女性政治家の私……ということになるわけだが、高市氏はその言葉の真意として、何を言いたかったのだろうか。

「ちょっとよくわかりませんでしたが、“首相の仕事は激務なのはもちろん、そのうえ私は家事も抱える女性なので色んなところを大目に見てほしい”といったことでしょうかね。自身のことを語るとき高市氏は発言が上滑りする印象があります。言わなくても良いことを言ってしまう傾向があるという感じでしょうか」(同)

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