「なんで“代打おかわり”じゃないんだ!」 西武ライオンズが最下位から2年でリーグ2位に大躍進も…続投決定「西口監督」と若獅子に課せられた「来季こそが真の正念場」
監督続投
埼玉西武ライオンズ・西口文也監督(54)の来季続投が決まった。一昨年は最下位、西口監督が就任した昨年こそ5位に甘んじたものの、今年は2位へと躍進し、球団史上初の交流戦優勝も成し遂げた。4年ぶりに出場を果たしたクライマックスシリーズ(CS)では、ファーストステージで北海道日本ハムに敗退したが、奥村剛球団社長(59)は同監督の手腕を高く評価。「来季は高みを目指さなければならない。さらに上を目指しましょう」と話し合ったという。
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「試合中は冷静で、右手の人差し指を唇の下に置くおなじみのポーズで状況を見つめる西口監督。CS敗退は悔しかったようで、先に得点し、試合をリードする展開にできなかったことを悔やんでいました。今季の日本ハムとの対戦成績は5分5分(12勝12敗1分)だっただけに、CSでの勝敗を分けたのは、経験の差でしょうか」(スポーツ紙記者)
象徴的な場面は第3戦(10月12日)だった。1-3で迎えた7回表、日本ハムの攻撃。一死三塁で打者は山縣秀(24)。その初球、三塁走者の水野達稀(26)が本塁へスタートする“そぶり”を見せると西武・篠原響(20)と小島大河(22)のバッテリーは球を外すが、小島が後逸。貴重な追加点を挙げた。足(機動力)を駆使した偽装スクイズだった。
「昨シーズンは2ランスクイズを何度も決めるなど、ここぞという場面で、新庄監督は仕掛けてきます。こうした足を絡めた奇襲は、80年~90年代の黄金時代のライオンズがよく用いていた戦術です」(前出・同)
西武の「黄金時代」とは、1982年から94年までの12年間でリーグ優勝11回、日本一8回を成し遂げた時期を指す。そのすべてに選手(投手)として参加していたのが、来季から中日ドラゴンズ監督に就任する工藤公康氏(63)だ。
「工藤さんはソフトバンクの監督としてリーグ優勝3度、日本一5度を達成しています。日本一のうち2回は、リーグ2位からの逆転でした。選手として短期決戦で何度も勝ち続けた経験は、監督になってからも大きな財産になっているはず。日本ハムは3年連続でCSに出場しており、新庄監督以下、選手も短期決戦の空気、雰囲気、流れがよく分かっていたように思います。どこでしかけるか、どの戦術を使うか……今年のCS敗退は、西口監督にも様々な課題や宿題を残してくれたのでは」(同)
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