「DeNA残留が決まっているわけではない」 契約最終年の「筒香嘉智」 FA権行使なら獲得を狙う「ライバル球団」の名前…高評価を集める“打力だけではない”強化ポイントとは

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2年連続20本塁打

 そこで、獲得の有力候補に浮上したのが筒香だ。DeNAの看板選手として活躍し、メジャー挑戦を経て24年のシーズン途中に日本球界に復帰。度重なる故障で離脱期間があったが、昨年、今年と2年連続で20本塁打をマークしている。

「本拠地が狭い横浜スタジアムであることを考慮しなければいけないが、飛距離は20代のころと変わっていない。今年は4月中旬に上半身のコンディション不良で1か月戦線離脱して99試合出場にとどまったにもかかわらず、20本塁打に到達しました。規定打席に到達していませんが、OPS.848はリーグ4位に相当する数字で、大山悠輔(阪神)の.819を上回ります。阪神に移籍すれば、DeNAの時より本塁打数は減るかもしれませんが、打点を十分に稼げる。一、三塁の守備も無難にこなしますし、来季からセ・リーグは指名打者制が導入されます。間違いなく補強ポイントに合致する選手です」(スポーツ紙デスク)

流出の例外ではない

 阪神OBは、筒香の「野球に向き合う姿勢」も高く評価する。

「実力があってもチームのプラスに働かない振る舞いをする選手が見られますが、筒香は違う。プロ意識が高く、キャプテンシーの強い選手で精神的支柱になっている。阪神は常に全力プレーを怠らない大山が若手のお手本になっていますが、筒香の加入が実現すれば成績以上にプラスアルファが大きい。どのような並びになるか分かりませんが、森下翔太、大山、筒香のクリーンアップでセ・リーグトップクラスの破壊力を維持できる」

 筒香は米国のマイナーで過ごしていた時期に、日本球界の複数の球団から獲得オファーを受けたが断り、DeNAに復帰した経緯がある。チームに対する愛情が強いため、FA権を行使せずに残留するという見方が強いが、球界関係者は「残留が確定していると決めつけるのは早計です」と語る。

「DeNAは24年の日本シリーズMVPに輝いたリードオフマンの桑原将志が昨オフに西武にFA移籍しています。同じタイミングで先発ローテーションの柱として稼働していたアンドレ・ジャクソンもロッテに移籍しました。条件面を含めてチームに必要な存在であることを交渉で示さなければ、主力選手が他球団に流出する恐れがある。筒香も例外とは言い切れません。自分を最も必要としてくれる球団でプレーしたいという思いは野球人として当然持っているでしょう」

阪神との対戦成績は拮抗

 筒香は今季最終戦となった10月4日の阪神戦(横浜)の試合後に、「クライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜いて、本拠地の横浜スタジアムに戻ってこられるよう頑張ります」と下克上をファンに向けて誓った。その言葉通り、CS1stステージでは2位・巨人を撃破。ファイナルステージで待ち受ける阪神も今季の対戦成績で12勝13敗と拮抗している。去就が注目される筒香だが、今は目の前の戦いに集中し、リーグ3位から日本一に輝いた一昨年の再来を狙っているはずだ。

 関連記事【DeNAが「牧から主将剥奪」→「筒香を指名」の“深刻な事情” 若手選手がベンチ裏で見せる「低レベルすぎる振る舞い」とは】では、今季、筒香が異例の主将復帰を果たした理由について詳述している。若手選手たちのプロ意識に欠けた振る舞いの数々とは――。

デイリー新潮編集部

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