「選手の薬物逮捕が結果オーライのハッピーエンドに」 「ゾンビたばこ」でクビの連鎖の広島がすがるのは37年前の超サクセスストーリー
4人に戦力外通告
「ゾンビたばこ」(違法薬物・エトミデート)報道をきっかけにした騒動を受け、広島から戦力外通告を受けた小園海斗(26)、矢野雅哉(27)、田村俊介(23)、前川誠太(23)。まだ若い4人に再起の道はあるのかと同時に広島に未来はあるのか。今から37年前の奇跡が一部で話題になっているという。
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キャンプイン直前の1月下旬、選手だった羽月隆太郎氏がゾンビたばこを使用し、医薬品医療機器法違反で逮捕(その後、同罪で起訴)。その後、羽月氏は法廷や自身のSNSライブ配信で、「周囲にも吸っている広島の選手がいた」「自身を含め計6人の選手が売人から購入していた」などと証言・暴露を行った。
今度はFlashが小園、矢野、田村の各選手と売人との密接交際者写真を掲載し、3人は相次いで1軍の選手登録を抹消された。矢野、前川の両選手については医薬品医療機器法違反容疑で9月に広島県警が書類送検を行った。4人はそのまま1軍に復帰することなく、10月1日、クビが宣告されたのだった。
シロかクロかと言えばシロ
鈴木清明球団本部長は「シロかクロかと言えばシロなんですよ」と述べる一方、総合的に契約解除の判断を下したと説明した。小園は昨季のセ・リーグ首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得。矢野は2年前にゴールデングラブ賞に選ばれている。薬物事案とは無関係だが、国内FA権を獲得した床田寛樹(31)、森下暢仁(29)、坂倉将吾(28)が流出しかねないピンチにもチームは見舞われている。
そういった状況だからか、「禍を転じて福となす」の前例を口にする関係者がそれなりにいるという。1988~89年、近鉄で起こったエピソードだ。
近鉄は1987年シーズンでパ・リーグ最下位に沈み、新指揮官として仰木彬監督を迎えた。翌1988年は王者・西武を追う2位と健闘していたが、6月に“事件”は起こった。チームの4番打者、リチャード・デービス(当時34歳)が、大麻取締法違反(所持)の容疑で厚労省傘下の麻薬取締官、通称マトリに逮捕されたのだ。
デービスは1984年の入団以降、コンスタントに20本塁打以上を記録。1985年には打率.343、40本塁打、109打点で、ロッテの落合博満がいなければ三冠王もあり得るレベルの成績を残していた。一方、メイン写真のように死球を受けて西武の東尾修投手にパンチを見舞って退場となったようなことも野球ファンには懐かしいエピソードだろう。
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