海底トンネルの先には壮麗なガラスドーム…総工費176億円の廃墟「なにわの海の時空館」のいま わずか6000万円で売却された“名建築すぎる負の遺産”
2000年代の初頭、日本で「廃墟ブーム」が起きたことをご記憶の読者も多いだろう。書店には廃墟を写した写真集、ガイド本が並び、廃墟を巡るツアーも企画された。その当時に注目されたのは、民間の商業施設やホテルなどの大規模な廃墟であった。
時は流れて現在、目につくようになったのは大規模な公共施設、特にバブル期とその後に建設された公共施設である。なかでも、建設にかけた金額が桁違いで、デザインのレベルも高い廃墟が残るのは、大阪市のコスモスクエア地区だ。
バブルの余韻がまだ残っていた平成の初頭、大阪府・大阪市は数多くの公共施設を建設したが、多くは来場者数が伸びずに閉館。...

