【岐阜ケーキ店放火殺人】接点は“亡夫の葬儀”だった…女性店主と死亡男性(70) 「ケーキで幸せに」開店20周年目前の惨劇
4人が亡くなるという痛ましい出来事からさかのぼることひと月余り。岐阜県本巣市のケーキ店「さんらいず」のオーナーである曽野さとみさん(66)は、笑みをたたえて写真に収まっていた。
【写真】「さんらいず」のケーキの紹介文からは、生前の人柄がしのばれる――亡くなった曽野さんと事件に関与した可能性が高いとされる林氏
7月下旬、岐阜市内で開催された講習会での一枚である。講師は世界大会での受賞経験もある男性パティシエ。曽野さんは世界レベルの菓子作りを間近で学び、特別な手応えを感じていたに違いない。
というのも、さんらいずはこの10月、開店20周年を祝うイベントを控えていたのだ。しかし、その前に店は燃え、彼女も命を落としてしまった……。
世間の耳目を集めることになった「ケーキ店放火殺人事件」が起きたのは、9月5日の夜だった。
県警担当記者によると、
「さんらいずの営業終了後、曽野さんが声をかけた中学時代の同級生10人で店舗兼住宅に集まっていました。2階東側の居住スペースで麻雀などをしていたといいます。そこに見知らぬ男が酔った状態でやってきて、メンバーの男性ともめて引き上げた。男が戻ってきた後、さんらいずは炎に包まれたのです」
本巣市に隣接する瑞穂市に住み、し尿処分業や葬祭業などを営んでいた林寛至(ひろし)氏(70)こそ、その男であった。
知り合いだったのは曽野さんだけ
引き続き、記者の話。
「店舗の駐車場に止めた自身の車の中から上半身裸の状態で発見され、搬送後、全身にやけどを負ったことによる熱傷性ショックで死亡。彼がガソリンを持ち込んだとみられ、事件に関与した可能性が高い。殺人と現住建造物等放火の疑いで捜査している岐阜県警は、林宅を家宅捜索しています」
ほかの犠牲者3名は、
「腹部を刺され大動脈にまで達する傷を負った男性が失血死で、女性が急性一酸化炭素中毒死。6日後には曽野さんも熱傷性ショックで亡くなりました。事件当日に集まっていた同級生10人のうち、70歳の乱入者と知り合いだったのは曽野さんだけでした」
林氏は事件前日にも店を訪れていた事実が判明。曽野さんと交際していた、との情報もある。
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