「男性が女性を突き飛ばす衝撃CM」で大炎上 米ゴルフ大会からスポンサーが降板…一番ソンしたのは誰か

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グッドグッド側の“反論”

 グッドグッドのマット・ケンドリックCEOは、「グッドグッド選手権」のタイトル・スポンサー降板を決めた後、こんな言葉をSNSに投稿した。

「キャロウェイゴルフが私たちに広告を制作するよう依頼し、承諾もしたというのに、批判が起こったら私たちに責任を押し付け、組織的なメディア攻勢で切り捨てた。そして100万ドルを寄付してすべてオーケーとし、それで皆が納得するとでも思っているようだ」

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、この投稿は9時間のうちに600万ビューを記録し、1700件のコメントが寄せられたとのこと(9月1日現在は約880万ビュー、2400件)。上位に表示されるコメントには、グッドグッド支持と不支持の内容が両方ある。

 ケンドリックCEOは米メディアFront Office Sportsに対し、「私たちは長くキャロウェイと一緒に仕事ができて、本当に良かったと思っている。その間、彼らはとてもよくしてくれた。ただ、こんな形で関係が終わってしまったことは残念だ」と述べたうえで、さらにこう続けた。

「(私自身は)公開前にあの広告を見たことはなかった。(中略)弊社のマーケティングチームがそれを見た。彼らはキャロウェイ側も承認し、その承認はキャロウェイの同チームを経由したといいます。つまり、どちらもあの広告を見ていたということです」

 しかし、グッドグッドに対する批判の嵐は収まらず、グッドグッドが初めてタイトル・スポンサーになったPGAツアーの新規大会は、前述の通り日の目を見ることなく夢と化した。

一番トバッチリを受けたのは

 それにしても、一連の騒動でとんだトバッチリを受けたのは、今季の放送が打ち切りとなったゴルフチャンネルの番組「ビッグブレイク」に出場していた12名のゴルファーたちだ。

 この番組内で勝ち残った選手はグッドグッド選手権に出場できるはずだったが、思わぬ騒動が起こったせいで競技は宙に浮き、大会出場の道は閉ざされてしまった。挑戦していたゴルファーたちも「こんな形で終わるのは残念」と嘆いているのではないだろうか。

 何が起こるかわからないのがゴルフだと言われているが、この騒動はまさに青天の霹靂だった。

 しかし、異例の大騒動の“渦中の人”となったグッドグッドは、彼らのYouTubeチャンネルですでに新しいコンテンツを公開。生き生きした表情を見せ、これまで通りの活動に戻りつつある。

 立ち直りの早さには、驚かされた。

舩越園子(ふなこし・そのこ)
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。1993年に渡米し、在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。『王者たちの素顔』(実業之日本社)、『ゴルフの森』(楓書店)、『才能は有限努力は無限 松山英樹の朴訥力』(東邦出版)など著書訳書多数。1995年以来のタイガー・ウッズ取材の集大成となる最新刊『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)が好評発売中。

デイリー新潮編集部

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