アニメ放送から9年経っても「ラブライブ!サンシャイン!!」ファンが“沼津”を訪れる理由 賴重秀一市長が明かす「ファンの方はキャラクターと一緒に沼津を愛してくれます」
静岡県沼津市は、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台、すなわち“聖地”として有名であり、平日、休日を問わず常にファン(ラブライバーという)が訪れている。JR沼津駅や商店街にはキャラクターのポスターやフラッグが掲示されているし、街を歩くとラッピングバスやラッピングタクシーが走っている。
【写真】街中のいたるところに「ラブライブ!サンシャイン!!」キャラクターが…アニメを地域活性化の起爆剤に据えた静岡県沼津市の様子
アニメの聖地巡礼は、アニメが放送され、ブームになっている直後は一気に盛り上がる。しかし、その後はゆるやかに訪れる人は減っていき、数年経った頃には、元の街に戻ってしまう例も少なくない。そのため、大河ドラマのブームなどと同様に、一過性のブームとして冷ややかに見られることもある。
ところが、沼津は「ラブライブ!サンシャイン!!」のテレビアニメの放送が終了してから既に9年もの歳月が経っているにも拘わらず、未だにファンが訪れている。リピーターは数えきれないほどで、なかには新規のファンも多いという。そして、沼津を訪れたファンは皆、一様に地域のホスピタリティの素晴らしさを口にする。
日本各地にあるアニメの聖地の中でも特に有名な聖地のひとつである沼津はなぜ、今もファンを引き付けるのだろうか。今回は、ファンの間でも知名度と人気が高い沼津市長の賴重秀一氏に、アニメを活かした地域活性化の秘訣について、詳しく話を聞いた。【取材・文=山内貴範】
切っても切れないパートナー
――「ラブライブ!サンシャイン!!」のアニメの放送が終わってだいぶ経ちますが、沼津はますます盛り上がっていますね。現在の盛り上がりをどのように見ていますか。
賴重:本当にありがたい存在だと思っていますし、沼津市にとっては、切っても切れないパートナーであり、ありがたいの一言に尽きます。テレビアニメの放送終了から約9年、映画の公開から既に7年も経っている状況ですが、今でも、平日、土日問わず多くのファンの方がいらしていますし、私たちも日々実感しています。
昨年の6月にベルーナドームでライブが、12月に沼津市で“地元愛まつり”が開催されたときも、国の内外からお越しいただきましたし、キャラクターの誕生日には地域を挙げてお祝いする文化があります。「沼津ナゾトキ街歩き」のようにゲーム感覚で街歩きを楽しめるイベントも実施されていますから、衰えを知らないといえます。
――アニメの聖地といえば沼津、というくらいアニメファンの間でも圧倒的な知名度を誇っています。
賴重:そうですね。2026年版の「日本のアニメ聖地88」に沼津は選ばれているのですが、これは9年連続です。また、3月に開催されたクールジャパン戦略会議では、「コンテンツ地方創生拠点(コンテンツ観光振興型)」にも選ばれています。
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