アニメ放送から9年経っても「ラブライブ!サンシャイン!!」ファンが“沼津”を訪れる理由 賴重秀一市長が明かす「ファンの方はキャラクターと一緒に沼津を愛してくれます」
行政があまり表に出ないのが大事
――沼津の凄いところは、とにかくどこに行っても「ラブライブ!サンシャイン!!」のイラストが見られるところです。私は日本各地のアニメの聖地を訪問してきましたが、ここまで徹底している例はほかにないと思います。行政はどこまで深く関わっているのでしょうか。
賴重:沼津は官民の連携がうまく行っていると思います。沼津の官としての取り組みですが、官があまり表に出ないことを大事にしていて、地元の商店の皆さんと制作会社を結びつけるための間に入る役割を行っています。そして、実際にイベントが開催されたら、行政としてはいろいろな媒体を使って広報している、という形になります。
よく誤解されるのですが、ガチガチに行政が入り込んでやっているわけではないんですよ。アニメの聖地といわれる場所は日本各地にありますが、沼津は商店街のみなさんや個人店がイベントを積極的にやっているのが強みかなと。そうしたなかでファンの皆さんと地元の方の交流が生まれて、リピーターに、そして沼津のファンになっていただいているのです。
そして、アニメの制作会社の方々も、沼津への思いを特別なものとして持ってくださっていることです。なかには第二の故郷のように熱い思いを持っている方もいますから、こちら側の提案にも親身になって対応してくださっている。沼津のためにと、本当に頑張ってくださっていますね。
――賴重市長の知名度も、ファンの間で高いですよね。
賴重:私はAqours(注:作中に登場するキャラクターが結成するスクールアイドルのグループ。キャラクターを演じる声優が同名のグループを結成し、ライブも行っている)のコンサートにも積極的に参加しているのですが、そのことをSNSで発信していると、「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンのみなさんに私の顔を覚えていただけるようになりました。
今では、イベントやコンサートでは声をかけていただくことが多いです。ファンのみなさんと交流するのは、私にとっても楽しみなんですよ。私の目的は沼津のファンを増やすこと。実際、沼津のことを気に入っていただき、移住、定住した方もたくさんいます。現在、沼津は静岡県内で移住定住者数のトップ3に入っていたりするのです。
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