「僕らは優柔不断を絵に描いたようなバンド」…THE ALFEEが語る“愛の免許返納”と手放せない愛車の歴史
高齢者こそMT車を?
桜井「20年くらい前ね。昔、60歳過ぎたら買おうかな、と思っていたけど、50代で買ったんですよ。その時に思ったのが、60過ぎて乗る車ではないな、と。もうね、クラッチを切る力もないから(笑)。でもさ、今、高齢者のペダルの踏み間違いの事故が増えてるでしょ、だからオートマはやめて、みんなマニュアルにすればいいと思うんだよね。踏み間違いないし」
高見沢「でも、坂道でみんなバックしちゃうかもよ。自分も坂道発進、できるかな(笑)」
桜井「でも、半クラ覚えると面白いよ。坂道でサイドブレーキいらないし。でもさ、俺らが免許取った頃はマニュアルしかなかったよな」
坂崎「そうそう。オートマ限定なんて免許なかったし。教習所の教官はかなり怖かったし……鬼だったよなぁ。仮免取って路上に出るとちょっと優しくなるんだけど」
高見沢「“なんだその格好は!”なんて、教官にはよく言われたもんだよ」
坂崎「それはお前がロンドンブーツ履いて教習所に行っていたからでしょ(笑)」
高見沢「“そんな格好で来るんじゃない”なんて言われて、俺もちょっと切れましたね」
坂崎「いろんな時代があったね(笑)」
桜井「今はさ、免許を取る人があまりいなくて、都内の教習所がどんどん潰れているんだよね」
高見沢「三田にあった有名なところもなくなっちゃったし。みんなどこで免許取るんだろう。合宿なのかな?」
坂崎「そうかもね」
高見沢「俺らって、車が欲しいという世代だったでしょ。だから、長く乗りたいという気持ちがあるのかもしれないけど、今の若い世代は車はいらないっていうよね」
坂崎「都内だと駐車場代とかかかるしね。この前なんて、銀座で停めたところが10分400円で上限なしだったし」
高見沢「それはヤバい(笑)。ガソリン代も高くなっているし。そう考えると、若い世代は“いらない”ってなるんだろうな」
3000公演は「通過点」
バンド結成して今年で53周年を迎え、ホールコンサートも3000回という偉業を達成したTHE ALFEE。この先に見据えているものは何なのか?
坂崎「音楽をやっている仲間からは“3000回ってすごいですね”って言われます。それは彼らもライブをやっていて、その重みがわかるからだろうけど」
高見沢「そう。大変なことだったし、みなさんに喜んでもらえたので、ひとつのイベントにはなったけど、現役でずっと休みなくやってきた自分たちとしては、ただの通過点だったな、というのが正直な感想かな」
坂崎「3000本達成した後、すぐに浜松でライブがあって、3001本目になったしね(笑)」
高見沢「だから感慨に浸る余裕もなく、通り過ぎて行きました(笑)。あと2週間限定で9月4日から、ライブ3000回までのドキュメンタリー映画『劇場版THE ALFEE 3000 PREMIUM』が公開されます。映像は粗いけど、航空公園の映像もあったよ」
桜井「所沢の映像は、編集室に3人で見に行ったな」
坂崎「でも、これって販売してないんだよね。資料用とかで編集しただけだったと思う」
高見沢「映画には、そんなアルフィー3000本の歴史が詰まっているから、ファンの方には楽しんでいただけると思います。52周年、3000回を超えたけど、これからもトラベリングバンドとして、ずっと変わらず、音楽を続けていこうと思います。」
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