消滅の一途だった「日系企業スポンサー」…ゴルフPGAツアーに新規参入「SOMPO」のメリットと“歓迎される”納得の理由
「SOMPOの大会」はシカゴ開催?
損害保険大手SOMPOホールディングスの海外事業部門を担うSOMPOインターナショナルは、2028年からPGAツアーの新体制となるチャンピオンシップシリーズのレギュラー大会のタイトル・スポンサーとなることを、7月28日(米国時間)に発表した。
また、大改革への実質的な移行期間となる2027年は、これまでカリフォルニア州ナパ近郊のシルバラード・リゾートでフォールシリーズとして開催されてきた大会のタイトル・スポンサーを務めることも決まった。
2028年からのチャンピオンシップシリーズの大会の開催コースは、まだ決定していないが、米メディアでは「おそらくシカゴでの開催」と報じられている。
PGAツアーは、2028年からはゴルフファンが大勢いるはずのニューヨークやワシントンDC、シカゴ、ロサンゼルスといった大都市での試合開催を増やすことを目指しており、新たに創設される「SOMPOの大会」のシカゴ開催説は、そこから浮上したと考えられる。
PGAツアー側は、SOMPOをタイトル・スポンサーに迎えることを「うれしく思う」と語り、SOMPO側も、PGAツアーの大会をスポンサードできることを「誇りに思う」とコメントしている。
契約の具体的な金額や期間、どんな経緯で契約に至ったかといった内情は明かされていないが、ここ数十年から今に至るまでのゴルフ界全体の変化や現状を鑑みれば、「なるほど」と頷ける事柄が、いくつか見て取れる。
PGAツアーと日本企業の関係
かつてPGAツアーのタイトル・スポンサーには、日本企業が多数、名を連ねていた。
フロリダ州では1982年からホンダの名が冠された大会が開催され、後にザ・ホンダ・クラシックとして2023年まで地元ファンに愛され続けた。カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のリビエラで開催されていた大会は、1989年から2007年までニッサン・オープンと呼ばれていた。
オハイオ州アクロンで1984年から1998年まで開催されたNECワールド・シリーズ・オブ・ゴルフは、1999年からWGC(世界ゴルフ選手権)―NEC招待に格上げとなって継続された。2006年にはタイトル・スポンサーがブリヂストンにバトンタッチされ、WGC―ブリヂストン招待という新たな大会名で2018年まで開催された。
ハワイで開催されていたハワイアン・オープンには、1999年からソニーの名が冠され、毎年1月に大勢の日本人選手が出場することが恒例行事のようになっていた。
[2/4ページ]



