トクリュウ「闇バイト窃盗犯」は“下見”だけでなく“盗聴”も!? 専門家が明かす「盗聴器が見つかるのはどのお宅でも“同じ場所”です」
目撃されていた不審な車両と人物
先に挙げた栃木県上三川市の事件を含め、トクリュウによる被害が明らかになった個人宅の周辺では、被害者だけでなく周辺の住民が、事件発生の数週間から数カ月前から普段は見かけない人物や、不審な他府県のナンバーの車両に気付いていた。
「赴いた先には共通点があるのも特徴的です。農家の場合は敷地が広く、大きな母屋のほかに納屋があって、そこにトラクターなどの農機具や3~4台の自家用車が置かれているというイメージ。自宅の土地が広いとか、家が大きければイコールお金持ちということでもないでしょうが、調査に伺った先は、比較的そういう大きなお宅が多かった。そういった調査のご依頼を頂いた方の自宅周辺では、ほとんど例外なく不審な人物や車両が目撃されていましたね」
調査に訪れたすべての依頼先で盗聴器が発見されたわけではなかったそうだが、酒井氏は表情を曇らせながら当時を振り返る。
「発見に至ったお宅では、盗聴器が仕掛けられていた場所が共通していました。すべてリビングルームだったのです。理由は明らかで、家族や客人らが集まる場所だからです。電話はその限りではありませんが、家庭内の会話のほとんどはリビングルームで交わされます。それを一定期間、聞き取って、家族構成から生活のリズムや習慣、さらには貴重品が保管されている場所、栃木県上三川市の被害者宅のように商売を営んでいる家なら、いつ、どこに現金が運ばれてきて、どの程度の期間保管されるのか、といった情報を得るのだと思います」
後編【トクリュウ窃盗団はなぜ“同じ家に何度も侵入”するのか? 専門家が指摘する“盗聴器”の脅威…どこに仕掛けられたか分からない“盗聴器を一掃する”裏ワザも紹介】では、盗聴器バスターが“奥の手”を解説している。



