もうタッチパネル注文は勘弁してくれ! 「ニシンの酢漬け」は“冷菜”“オードブル”“おすすめ”“魚料理”どのカテゴリーに…結局、紙のメニューが一番なのでは
近年、急速に普及した飲食店のタッチパネル。客は注文したいメニューをテーブルのタッチパネルで選んで入力、送信。しばらくすると料理が運ばれてくる。もはや当たり前の風景になったが、そもそも、人々はなぜ、タッチパネルがあんなに好きなのだろうか。そして、使いこなせず困っている人を“残念な人”扱いしてくるのか――。そこらへんを実体験とともに考えてみたい。【中川淳一郎・ネットニュース編集者】
【写真】「どこになんの商品があるのかわからない」との声が上がった牛丼「松屋」のタッチパネル
タッチパネルに戸惑うと非難される社会
無論、店にとってタッチパネルは便利である。店員がテーブルまで注文を取りに行く手間が省けることは言うまでもない。加えて、客が商品と個数まで指定し、注文履歴として記録されるから「こんなものは頼んでない」といったクレームは起きづらいだろう。もちろん、会計時の計算の間違いも激減するはずだ。
タッチパネルは特にチェーン店では当たり前になっているが、そんな中、筆者はマクドナルドのタッチパネルに戸惑い、その顛末をXに投稿した。
どんな内容かといえば、久々にチキンナゲットを食べたくなり、マクドナルドに入ると、注文がタッチパネルになっていた。「現金決済」を選んで、レシート番号が呼ばれるのを待ったのだ。
しかし、待てど暮らせど私の番号は呼び出されず、次々と後続に抜かれて行き、15分以上経過したところで、見かねた店員が「現金決済の人はあちらで会計をしてからです」。あぁ、カネを払ってから作るってわけね。その頃になるともう食べたい気持ちはなくなったので、チキンナゲットは買わず、店を出た。この顛末を投稿したのだ。すると、以下のような批判が寄せられた。
・ちゃんと注意はしてるだろ。読めよ
・店のやり方だ、文句言うな
・お前はカネも払わないでメシを作らせようとしたのか
・タッチパネルについていけないバカ
・いまだに現金使う時代遅れ。お前らみたいなヤツのために店がわざわざ現金カウンターを用意してくれてるんだよ
マクドナルドが自分の生活圏にはなく、遠出した際に久々に見て懐かしくなったから入ったのである。いつの間にかそんな流れになっていたなんて知る由もなく、タッチパネルにしても後ろで待っている人がいるからそんなじっくり見られない。
「カネを払ってないのにメシを作らせようとしたのか」という批判もあったが、ファミレスにしても吉野家やすき家にしても、席のタブレットで注文し、食事終了後に会計をするではありませんか。マクドナルドのタッチパネルの仕組みをよく知ってるからってそれをマウンティングに使うなんて少々心が狭くありませんか? なんてことを思った次第である。
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