「『皇室典範改正』を『議員定数削減』潰しのための人質に」…野党「審議拒否」に分かれる賛否 「比例区カットに反対するのは、自らが“おこぼれ当選議員”だから」との冷ややかな指摘も
宮内庁長官の言葉
振り返れば、2017年に天皇陛下(現・上皇陛下)の生前退位を可能にする特例法案が可決、成立した際も、国会は全会一致で法案を可決した。小沢一郎氏、山本太郎氏などの自由党のみが採決時に退席したが、反対票は投じなかった。
定数削減法案や副首都関連法案などは、数の論理でいえば、与党の再可決で成立可能だが、同様の手法を皇室典範改正に当てはめることは、法案の性質とこれまでの経緯を見る限り、望ましくないと言えそうだ。
「それだけに、野党各党が皇室典範の改正案を2法案と同列に扱い、審議拒否したとしたら、厳しい批判の声が上がるでしょう。野党側もそれはわかっていますが、“一切拒否”と大見得を切った以上、引くに引けない状態です」(同)
折しも7月2日、宮内庁の黒田武一郎長官は会見で、皇室典範改正法案について、「長きにわたって様々な議論が積み重ねられた結果として、閣議決定に至ったことを重く受け止めております」「何らかの形が出てきていただくとありがたい」とコメント。無用な先送りを避けるよう、皇室側から求められた格好だ。
野党各党は拳を下ろせるのか。与党は落としどころを見出せるのか。
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