夏目漱石は「殺し」、川端康成は「惚れ込んだ」 “ひのえうまの女”をめぐる真逆の文豪たち

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「丙午(ひのえうま)生まれの女は男を食い殺す」という迷信が300年以上も生き延びてきたのはなぜなのか?

 1966(昭和41)年の丙午に生まれたエッセイストの酒井順子さんは、その謎を明らかにすべく、著書『ひのえうまに生まれて 300年の呪いを解く』(新潮社)を刊行しました。60年ごとに時代を遡り、さまざまな文献を発掘する過程で酒井さんを驚かせたのは、明治の丙午差別が想像以上に苛烈だったこと。

 当時の空気感は文学作品の中にも残っており、夏目漱石が名作『虞美人草』の中で丙午女性をはずかしめ、死に至らしめたのは【関連記事】〈夏目漱石が”殺した女”とは 名作に見る漱石の「ひのえうま差別」とは?〉でご紹介した通り。...

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