夏目漱石が『虞美人草』で殺した「ひのえうまの女」 名作に見る漱石の「ひのえうま差別」とは?

国内 社会

  • ブックマーク

漱石の「ひのえうま差別」とは?

 今年は60年に一度の丙午(ひのえうま)の年。

 日本では江戸時代に「丙午生まれの女は男を食い殺す」という迷信が広がって以来、丙午女性は厳しい差別に遭ってきました。前回1966(昭和41)年の丙午では、前年に比べて出生数がなんと25%も減少。迷信だとわかっていても、周囲の声に影響されて女の子が生まれるのを避けようとした結果、出産そのものをあきらめた夫婦が多かったことを示しています。

『ひのえうまに生まれて 300年の呪いを解く』(新潮社)でこの迷信の持つ力の謎に迫ったのが、自らも丙午生まれのエッセイスト・酒井順子さん。...

つづきを読む