「健康は血管で決まる」 1日5分でオッケーな「ずぼらストレッチ」とは エキスパートが解説

ドクター新潮 ライフ

  • ブックマーク

四つのストレッチ

(1)椅子に座りながら裏太もも伸ばし

(ストレッチのやり方)椅子に浅く腰かけて、片足を前に伸ばし、伸ばした足のつま先は上に向けます。伸ばした足が曲がらないように注意しながら、上半身をゆっくりと前に倒していきましょう。

(解説)裏太ももは硬くなりやすく、血流が滞りやすい場所です。ここを伸ばすことで、下半身全体の流れが改善します。

(2)椅子に座りながら内太もも伸ばし

(ストレッチのやり方)椅子に深く座り、両足を左右に投げ出すように広げます。つま先を外側に向け、体をゆっくり前に倒します。膝が動かないように両手で押さえましょう。

(解説)内ももの筋肉は普段あまり使われないため、意識して伸ばすことで血流の通り道が広がります。

(3)床に座りながら前太もも伸ばし

(ストレッチのやり方)両足を伸ばして床に座り、片方の足はまっすぐに伸ばしたまま、もう一方の足は後ろに曲げます。両手を後ろについて体をゆっくり後ろに倒します。顔が下を向かないように気を付けましょう。

(解説)前太ももは大きな筋肉で、ここを動かすと全身の血流が大きく変わります。

(4)寝転びながら股関節ほぐし

(ストレッチのやり方)ベッドや床の上にうつぶせに。両足でクッション(または枕)をはさんだら、両手はあごの下に置きます。両膝は床に着けたままクッションを上に上げます。上半身が動かないように注意しながら、クッションを左右に揺らしましょう。

(解説)股関節は血流の要所です。ここを柔らかくすることで、下半身全体の巡りが一気に良くなります。

 立派な運動習慣を身に付けることではなく、体を固めっぱなしにしないことがこのストレッチの目的です。そのため、運動が苦手な方でもできるような内容にしています。大切なのは、完璧を目指さないこと。少しだけでも体を動かすこと。それで十分なのです。

 また、余裕があれば、「10秒だけ速く歩く」という習慣を加えてみてください。日常の歩行に短いスピード変化を入れるだけで、血流は一気に活性化します。ストレッチと組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

次ページ:体をつかさどるネットワーク

前へ 1 2 3 4 5 次へ

[4/5ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。