「単行本化は待ってほしい。これから本当の下り坂が来ますから…」 オイルショックを予見した「堺屋太一さん」が連載小説の刊行に待ったをかけた深い理由

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 週刊誌には、報道記事ばかりでなく、小説やエッセイなど読み物のページもある。週刊新潮は、文芸出版社の強みを生かして、数々の名作小説を連載してきた。

 五味康祐「柳生武芸帳」、柴田錬三郎「眠狂四郎」シリーズ、瀬戸内晴美(のち寂聴)「女徳」、池波正太郎「雲霧仁左衛門」、大薮春彦「野獣死すべし(復讐篇)」、山崎豊子「ぼんち」「華麗なる一族」「二つの祖国」「沈まぬ太陽」、松本清張「けものみち」「わるいやつら」「黒革の手帖」ほか……枚挙に暇がない。

 なかには、取材合戦さながらの修羅場をくぐりぬけて、ようやく掲載された連載小説がある。...

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