「天才ではないから、人の3倍も4倍も努力する」 世界に冠たる数学者「広中平祐さん」の“考え続けた”人生【追悼】

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 物故者を取り上げてその生涯を振り返るコラム「墓碑銘」は、開始から半世紀となる週刊新潮の超長期連載。今回は3月18日に亡くなった広中平祐さんを取り上げる。

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 フィールズ賞は「数学界のノーベル賞」と呼ばれる。1936年以来、国際数学者会議が選考しているが、授与は4年に1度、対象者は40歳未満の若手限定と非常に狭き門だ。

 広中平祐さんは70年、同賞受賞の栄誉に輝いた。日本人としては54年に初受賞の小平邦彦さんに次いで2人目。...

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