サバ3万匹にブタ19頭、路上を真っ赤に染めるほどの大量のトマト…高速道路の“落下物”を回収する「交通管理隊」命がけの仕事内容とは

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「落とし物」――

 自動販売機の周辺には小銭が、駅周辺にはワイヤレスイヤホンが、空港にはスーツケースのタイヤを保護するリングが、「落とし物」としてよく見かける。

 では、自動車が走る道路上においては、どんなものが落ちているのだろうか。また、それらはどうやって回収されているのだろうか。

 今回は、道路の落下物の特徴やそれに起因する事故などの影響、さらには高速道路の落下物を回収する「交通管理隊」から聞いた話を紹介していきたい。

過去の「落下物」の事例

 まずは近年、話題になった道路上の「落下物」をいくつか挙げてみよう。

・2010年1月 大分自動車道 サバ3万匹
 大型トレーラーが車線規制されていた車線への進入を避けようと、慌てて急ハンドルを切りバランスを崩す。回収作業のため3時間の通行止め

・2017年6月 阪神高速 生きたブタ19頭
 ブタ37頭を輸送中の中型トラックが、交通トラブルで前方に止まっていたトラックを追い越そうとして接触。荷台の鉄製の柵が壊れてブタ19頭が高速道路上へ逃走

・2020年6月 奈良県名阪国道 大量のブロッコリー
 横転したトラックに積んでいたブタのえさ用のブロッコリーなど野菜くずが幅約15メートル、長さ約30メートルにわたって路上に散乱。2時間通行止め。中央分離帯に乗り上げた乗用車の同乗者が怪我

・2022年1月 阪神高速 大量の「除菌シート」
 段ボール約700箱分のウェットティッシュやおしりふき、除菌シートなどが80~100メートルにわたって道路上に散乱。約5時間の通行止め。落下の直後、通過した車1台が段ボールにぶつかる物損事故を起こす

・2024年8月 東北道 大量のトマト 
 左カーブを曲がる際に積み荷が崩れ、40メートルにわたって推定100ケースのトマトが散乱。高速道路が真っ赤に。撤去作業のために上下線が約4時間半通行止め

・2026年1月 栃木県国道50号 大量の茶葉
 大型トラックの荷台から茶葉が約500メートルにわたって散乱。トラックの荷台にはカバーなどはされていなかった。12台が事故に巻き込まれ、男性1人が死亡。3人が重傷

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