「オレはヘマはしない。見つかる心配はない」…25歳の殺人鬼がたどり着いた“恐ろしい結論” 完全犯罪が崩れた「隅田川で発見された証拠」とは

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 昭和7(1932)年3月7日に発覚した「玉の井バラバラ殺人事件」の捜査は、被害者の特定に結び付かず、暗礁に乗り上げてしまったかにみえたが――事件解決の端緒は、意外なところからもたらされた――。昭和初期の日本を震撼させた、特徴的なバラバラ殺人事件を振り返る。(全2回の第2回)

 昭和7年9月。事件発覚から7か月目に入ったが、警視庁は水上警察署に捜査継続を指示する。同月末、署長が署員数名を連れて現場の視察に出た。その中にいた巡査が、遺体の特徴である「富士額に八重歯」から、3年前に自身が職務質問した、ホームレスの男を思い出した。...

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