スマホを見ながら自転車を運転で「反則金1万2000円」…2026年4月から“青切符”スタートで“駐車違反”にも反則金が課されることに

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警察は地域差にどう対処するのか

 近隣住民に話を聞くと「同じ場所なのに撤去される自転車と置き放題の自転車がある。意味が分からない」と不思議がる。

 まさか自治体によって放置自転車の解釈が異なることや我が町がこんなルールになっていることを知らない住民も多かった。

「B市は1センチでもタイヤが私有地に接触していたら放置自転車にはならないそうですよ」とその理由を伝えてみると「どう見ても歩行者の通行や自動車の邪魔になってるのにそんな理由で放置自転車にならないのはおかしい」と首を傾げた。

 そして、気がかりなのは警察による青色切符の取り締まりがB市独特のこのグレーな駐輪場に置かれた自転車に通用するのか、という点だ。

 警察がいくら法律をかざしたところで、ここに置かれた自転車はB市の条例によって「私有地に接輪しているので放置自転車ではありません」と正式に認められている。

 だからこそ禁止区域内に置かれた自転車であってもずっと撤去されないのだ。そういう「立証済みの自転車」に対して放置駐車違反の青色切符を適用させることができるのだろうか?

 第2回【小学生が起こした自転車事故で母親に「9520万円の賠償命令」も…自転車「交通違反」の取り締まり強化に“不安の声”】では、急速に進む自転車事故の厳罰化に対し、我々はどう対応すべきかお伝えする──。

藤原良(ふじわら・りょう)
作家・ノンフィクションライター。週刊誌や月刊誌などで、マンガ原作やアウトロー記事を多数執筆。万物斉同の精神で取材や執筆にあたり、主にアウトロー分野のライターとして定評がある。2020年に『山口組対山口組』(太田出版)を、25年9月には『闇バイトの歴史 「名前のない犯罪」の系譜』(同)を上梓。

デイリー新潮編集部

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