THE ALFEE高見沢&坂崎「お酒やめました」…古希を迎えたライヴバンドの現在地 名球会からの粋なプレゼントとは
名球会からのプレゼント
―――2026年には、高見沢の誕生日4月17日に、東京・有明の東京ガーデンシアターでホールコンサート3000本達成という“偉業”も控えている。また忙しそうな1年になりそうだが、本人たちは至って冷静だ。
高見沢「3000本はきますけど、それをクリアしてまた1本目からという気持ちですね」
坂崎「そして、4000本へと(笑)」
高見沢「4000本はどうかなぁ……(笑)。ちょうど2500本の時が桜井の誕生日だったんだよね」
桜井「そうそう、還暦の誕生日だった」
高見沢「10年かかって、500本か……。でも、コロナで2年間できなかったからね」
坂崎「本当は50周年で3000本のペースだったんだよね」
高見沢「2000本のちょっと前からスタッフが数え出したんだよね」
坂崎「あれ、そろそろ2000本じゃない? って」
高見沢「なんかイベント事になっちゃって、スタッフが名球界の金田正一会長に“実はアルフィーが……”と話をしたら、“それじゃあ2000本安打のブレザーを差し上げます”って。2000本安打のブレザーを3つも贈っていただいたんです。本当に嬉しかったです」
桜井「本物のですよ、2000本安打ブレザー(笑)」
高見沢「だから、ミュージシャンであのブレザー持っているの、俺らだけかもしれませんね」
坂崎「最初はレプリカで、とスタッフがお願いしていたんだけど、金田さんが本物を作ってくれるって。しかも、ライヴ会場に来てくれる、って言ってたんだよね」
高見沢「そう。でもスケジュールが合わなくて、映像でコメントをいただきましたね」
坂崎「しばらく名球界のHPのトップに“2000本おめでとう”って出してくださっていて。野球ファンからしたら、何だろうって思うよね(笑)」
高見沢「あの時、金田さんが“3000本いくように頑張りなさい”って言ってくださったのを覚えています」
桜井「それが本当になりそうなんだよね」
坂崎「天国の金田さんに、報告できますよ。3000本、やりましたよ、って」
高見沢「逆にズレて、今年でよかったよな。だって、50周年で3000本だったら情報量が多くてもったいない気が……」
坂崎「ありがたみも薄まってしまうかもね」
桜井「“ああ、そうなんですか”なんてスルーされちゃうかもしれないし(笑)」
―――古希を迎えても、その勢いは衰えることのないTHE ALFEE。未だライヴバンドとして全国ツアーを周り、武道館での公演は今年の12月23、24日の公演で105回と、バンドとしては単独1位の公演数を誇っている。公演3000本を達成しても、3人はまたその先を見据えて歩き続ける―――。
【記事前半】では、2025年の坂崎「寄席イロモノデビュー」エピソードや「メンバー同士のいいところを引き出し作戦」、音楽番組「ザ・ベストテン」での最低な事件について語っている。
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